2006-01-01から1年間の記事一覧

よいお年をお迎えください!

甥っ子旋風に巻き込まれ、怒涛の時間を過ごしております。落ち着く暇がほとんどなし…って昨年の12月31日も書いているような気が(笑)年々、ちびっ子達が大きく体力も増してきているので私の体力の限界ぎりぎりでお相手をしております。体力まかせの遊びしか…

2006年観劇総括

今年は歌舞伎45回、文楽6回、演劇7回、クラシックコンサート8回のトータル66回です。ほとんど歌舞伎ですね…。今年1年を振り返って印象に残ったことを。役者の敬称は略。 【1月】 なんといっても歌舞伎座の坂田藤十郎襲名披露の『伽羅先代萩』が素晴らしかっ…

購入本

ジョン・ハート『キングの死』(ハヤカワHM文庫) グレッグ・イーガン『ひとりっ子』(ハヤカワSF文庫) スティーブン・キング『ダーク・タワーⅦ 暗黒の塔』上中下(新潮文庫) 『國文学「特集:歌舞伎ーかぶきの春」』(學燈社)

ジェフリー・ディーヴァー『エンプティー・チェアー』 上下(文春文庫)

リンカーン・ライムシリーズ3作目。シリーズものの常として物語が少々大味になっているかなという印象。私はライムの頭脳戦の方向でいってほしかったのだけど、どちらかというとアメリアの比重がかなり大きくなってアクションものの方向に行っている気が。面…

国立大劇場『元禄忠臣蔵 第三部』

国立大劇場『元禄忠臣蔵』第三部を観劇しました。第三部は討ち入り直後から切腹に至るまでの赤穂浪士の心情を淡々と見せていきます。大きな事をやり遂げた充足感と虚脱感とを、また死へ向かう浪士の覚悟と揺れを同時に描いてみせ、人間群像としてのドラマが…

信二郎さん、二代目中村錦之助襲名

中村信二郎さんが2007年歌舞伎座『四月大歌舞伎』にて二代目中村錦之助襲名をします。今日、その記者会見がありました。とても端正でいい役者さんです。襲名を機にもう一回り大きな役者さんになっていただきたいです。シアターガイドに大きな写真が載ってい…

キッチー演舞場

来年の5月も『キッチー演舞場(吉右衛門さん座頭の歌舞伎公演)』です!座組みに富十郎さんが入ってる〜。亀治郎さんは大河ドラマだからお休みね。それにしても、もう演目発表とはかなり早いですね。チラシも出来てるようだし新橋演舞場、リキ入ってますねえ…

ジョン・ランチェスター『最後の晩餐の作り方』(新潮社文庫) 

イギリス人なのにフランス贔屓なタークィン・ウィノットは南仏で短い休暇を楽しんでいるその道すがら自分の思い出の食べ物について書き留めていく。その料理エッセイ風な文章で食に関する豊富な薀蓄と自らの過去を饒舌に語るうちに…。 ひとつの文章のセンテ…

訃報

女優の岸田今日子さんが亡くなられたとのこと。独特の存在感がある女優さんでしたよね。ムーミンの声としてもなじむが深かった。大好きな女優さんでした。ご冥福をお祈りします。 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061221k0000m060074000c…

2007年 歌舞伎座『二月大歌舞伎』詳細演目発表

来年二月の演目が正式発表になりました。『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』です。今の歌舞伎座最後の年ですから三大義太夫狂言のうち何か通しをやるんじゃないかなと思っていたのですが、とりあえず当たり。松竹100周年記念の時のように三演目一挙上演はさすがに…

購入本

クレイグ・ラッセル『血まみれの鷲』(ハヤカワHM文庫)

憤り

シアターコクーンにNODA・MAP『ロープ』を観に行きました。びっくりするほどストレートな芝居でした。最初のほうは面白くてアハハと笑って観ていられたのですが後半になって主題がハッキリしていくうちにヒリヒリとした痛みが伝わってきてしんどくて、辛くな…

市川染五郎がいまを語る(後編)

松竹の歌舞伎公式サイトにスペシャル・インタビュー「市川染五郎がいまを語る(後編)」が載りました。『葉武列土倭錦絵』のハムレット(葉叢丸)とオフィーリア(実刈屋姫)の写真がある〜。これ再演してくれないかしら。観てみたいのよねえ。 市川染五郎がい…

學燈社『國文学』

雑誌『國文学』の最新版は「特集:歌舞伎ーかぶきの春」だそうです。染ちゃん関連では「市川染五郎×大笹吉雄の対談「次世代を担う」」と、「現代花形役者評判八人集」のなかで取り上げられています。評判記ではいのうえひでのり氏が染五郎さんのことを書いて…

『朧の森に棲む鬼』Interview

『朧の森に棲む鬼』の出演に関する染五郎さんのInterviewを見つけました。そろそろ宣伝のためメディア露出が多くなっていくでしょう。雑誌では阿部サダヲさんとの対談が多そうなので楽しみです。染ちゃんとサダヲちゃん、この二人の会話、かみ合うんでしょう…

訃報:永山会長

松竹の永山会長が亡くなられたそうです。戦後の歌舞伎を守ってこられた一人。歌舞伎興行の演目や座組みについて話題にする時、歌舞伎ファンのなかでよく「永山会長にファンレター送ってみる?」なんて戯言を言っていたのですが言えなくなりました。一度くら…

歌舞伎座『十二月大歌舞伎 夜の部』

寒くて出かける気力が半減していたけど頑張って歌舞伎座に向かい『十二月大歌舞伎 夜の部』を観劇してきました。お目当ては菊五郎さんの『出刃打ちお玉』。池波正太郎さんがどんな歌舞伎を書いたのか観たくて。落としどころが池波さんだなあってちょっと思い…

国立小劇場『社会人のための文楽鑑賞教室』

会社帰りに国立小劇場に『社会人のための文楽鑑賞教室』を観に行きました。かなり面白かったです。若手公演だからとあなどってはいけない。 『伊達娘恋緋鹿子』「火の見櫓の段」です。短めだし八百屋お七のお話だしわかりやすい演目、というのが初心者にはい…

行ってしまった…

えっーと、なんといいますか自制心が切れまして、染五郎後援会「その字組」に入会してしまい、年1回行われるというその字組パーティに昨日6日の夜、参加してきてしまいました。生来が人見知りなタイプなので(嘘でしょ、と突っ込みが入ると思いますが本当な…

購入本

よしながふみ『大奥』1〜2巻(白泉社コミックス)

よしながふみ『大奥』1〜2巻(白泉社コミックス)

友人に強力オススメされて手に取りました。男女が逆転した江戸時代の「大奥」を描いたマンガです。正直、最初のうちは絵柄が好みではなく(しかも顔の描き分けがあまりできてないように思えるんですけど…)て読むのがきつかったのですが、読み進んでいくうち…

12月鑑賞予定

12月の観劇は少なめです。その代わりに国立西洋美術館『ベルギー王立美術館展』と上野の森美術館『ダリ回顧展』を観に行きたい。クラシックコンサートを一つくらい入れとけば良かったかな。まあ来年早々に怒涛の観劇生活が待っているのでのんびりしておくか…

カルロス・ルイス・サフォン『風の影』上下(集英社文庫)

父親に「忘れられた本の墓場」に連れていかれ、自分のためだけの本をたった1冊探すダニエル。見つけたその1冊は『風の影』。そして本の作者フリアン・カラックスは謎に満ちていた。そのフリアンの謎を追うダニエルは奇妙にもその作者の運命と似通った運命へ…

国立小劇場『2月文楽公演』演目発表

来年2月の国立小劇場『2月文楽公演』の演目が発表されました。うわ〜、二部の『摂州合邦辻』は絶対観たいかも。 国立劇場開場40周年記念 http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1047.html 2007年2月9日(金) 〜 2007年2月25日(日)11時開演 近松半二・竹田和泉・…

挫折

今期ドラマはすべて挫折。といっても最近はほとんどドラマを見なくなり、今期もまともに見ていたのは『役者魂』だけなんですけどね。結局、先週見逃し、今週も途中からになってしまった。それだけ吸引力がないドラマなのよね…。先々週の5話は面白かったので…

満身創痍の弁慶

秋の巡業『松竹大歌舞伎』を観に三鷹公会堂まで行ってきました。出し物は『歌舞伎噺』『吉原雀』『勧進帳』の三本立て。『歌舞伎噺』では錦弥さんが夏の頃よりだいぶしゃべりがこなれていました。相変わらず素敵。錦次くんが供奴を頑張ってたヨ。橋吾さん橋…

かっこいい〜!

今日はみなとみらい大ホールにテミルカーノフ指揮『サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団演奏会』を聴きに行きました。なんだかね、凄い演奏でした。というか音に圧倒させられた。ここまで音が鳴ってるオケって生で初めて聴いたような気がする…。…

弁慶900回目

松本幸四郎さんが23日(木)に秋田の由緒ある芝居小屋「康楽館」で『勧進帳』の弁慶900回目を演じられたとのこと。継続は力なり、ですねえ。おめでとうございます。この日、「俳優陣に長唄、お囃子(はやし)、大道具、小道具の裏方も舞台に上がり、快挙を祝…

爪が…

2枚ほど思いっきり割れてしまいかなり大変なことに。伸びてるところが割れるんじゃなくて指と爪がくっ付いてる中ほどから割れてしまうんです。いったいなぜにして?

エキサイティングな演奏でした!

昨夜、サントリーホールに『ワディム・レーピン ヴァイオリン・リサイタル』を聴きに行きました。大当たり!エキサイティングな素晴らしいコンサートでした。レーピン氏のヴァイオリンの音色のボリューム、厚みにはビックリ。なんと深い音色なんでしょう。デ…