2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

有吉佐和子『一の糸』(新潮文庫)

うわあ、いかにも有吉佐和子だなな小説でした。いやはや、上手いね。どう展開していくのかの引きが強い。また「女」の描きかたがとにかく「女」なんだよね。その俗ぽさ(悪い意味ではないです)が、特殊なわかりずらい世界の話を身近にするのだろう。『一の糸…

二子玉川

もしかして、もしかしなくてもとっても久しぶりのnijimuさんと二子玉川の洒落たCafeでランチ。話題はあちらこちらへと飛びまくりおしゃべり三昧。とっても楽しかった〜。おかげでnijimuさんには次の約束に遅らせてしまったようですいませ〜ん。nijimuさんの…

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マシュー・パール『ポー・シャドウ』上下(新潮文庫)

世田谷パブリックシアター『ロマンス』2回目

忙しいなかバタバタと駆け込みました世田谷パブリックシアター『ロマンス』。前回観たのが8月22日ですから1ケ月以上ぶりの2回目の観劇です。前回とても楽しくて追加で取ったチケットです。前回拝見した時にすでにかなり完成されていると思ったお芝居でしたが…

忙しい

とりあえず忙しいです。疲れた〜〜。

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『吉田玉男 文楽藝話』(国立劇場調査資料課)

『九月文楽公演 第ニ部』千穐楽

国立小劇場『九月文楽公演 第ニ部『菅原伝授手習鑑』』千穐楽を拝見。吉田玉男一周忌追善公演で、今日は玉男さんの命日でもあります。写真展がおこなわれていたので拝見いたしましたが写真なのに玉男さんが操る人形は存在感が抜群で情感がありました。本当に…

アルトゥーロ・P・レベルテ『ジブラルタルの女王』上下(二見文庫)

裏社会で生きた女性の半生記。何事も頭がよくないと生き延びていけない&のし上がれないということだなと。面白いには面白かったです。だけど私がアルトゥーロ・P・レベルテに求めた作品とは違ってたかな。ジブラルタルの女王 上 (二見文庫 レ 3-1 ザ・ミス…

歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』演目・配役

11月歌舞伎座の詳細演目がようやく発表になりました。昼夜とも4演目づつ。大顔合わせでの通し狂言を期待していたんですが見取り狂言となりました。ちょっと残念と思ったのですが、よくよく見たら配役がかなり楽しそうで一気に期待が高まりました。個人的注目…

シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』(創元FT文庫)

ゴシックホラーでしょうか。奇妙にゆがんだ世界。ねじれにねじれ異常さが牧歌的になってしまっている。人の悪意という毒を描いた作品です。面白い、と言ってしまうにはどこか不安定すぎる世界。ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)作者: シャーリィジャク…

『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』2回目観劇

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』2回目の観劇です。今日は1等席。前のほうで観ると色々と新たな発見があって面白いです。詳細感想後日。

『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』詳細感想

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』の詳細感想を書きました。この日は『阿古屋』と『身代座禅』まではとっても楽しんだのですが最後の『二条城の清正』まで集中力が続きませんでした。次回は1階席なので『阿古屋』の花道の出に期待と、もう少し『二条城…

池波正太郎『又五郎の春秋』(中公文庫)

まずは「歌舞伎」に興味を少しでも持っている人はこれは読むべき、と言っておこう。昭和52年刊行の本だが、「歌舞伎」を考えるうえでまったく古びていないどころか、ますます必要となっていく本だと思う。 作家、池波正太郎が大正三年生まれ、現在、歌舞伎役…

『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』2回目詳細感想

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』2回目観劇の詳細感想を書きました。演目のバランスもよく内容もそれぞれ充実していたのでもう1回観たいなと思ってしまっているくらいです。いえ、時間がないので行きませんけど。 ★歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 昼の…

ほぼ日感劇団ゲキシネ『朧の森に棲む鬼』編

糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」でゲキシネ『朧の森に棲む鬼』が取り上げられています。こうやってメジャーなサイトで取り上げてもらえるのは嬉しいですね。 第一回:舞台を映画にすれば、みんなが観れるじゃないか! 第二回:江戸庶民が歌舞伎を観た…

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池波正太郎『又五郎の春秋』(中公文庫) ポール・ドハティー『赤き死の訪れ』(創元推理文庫) 田村由美『7SEEDS 11巻』(小学館)

『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』

染トークショー後は染友と別れ『秀山祭 夜の部』を一緒する友人とお茶。銀座四丁目近くの「NOA CAFE」は混んでるけどボリュームのあるワッフルSetはなかなかお得感ありでした。 お茶後は『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』観劇です。夜の部の一番の見ものは『阿…

千住博×市川染五郎トークショー

新宿高島屋で展示されている千住博氏、湯浅法子氏、内田繁氏の『風・水・光 和楽な露地 三人展』の企画のひとつで「千住博×染五郎トークショー」行われるというので行ってみました。今回、わざわざ行ったのは千住さんと染五郎さんの出会いの番組を友人から見…

『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』2回目

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』2回目の観劇。前回から1週間経って、まずは新作の『竜馬がゆく』がかなり締まった芝居になっていました。若手とベテランのかみ合いがとっても良いし、若手中心の二幕目が勢いにまとまりも出て非常に見応えが出てきてい…

『国立十月歌舞伎「俊寛」「うぐいす塚」』記者会見

昨日、国立大劇場『十月歌舞伎』の記者会見があったようです。幸四郎さん、染五郎さんの親子二人の会見ですが、記事の見出しのほとんどで染ちゃんの名前を使っている。今までだったら幸四郎さんの名前が真っ先に出たような気がしますが。染ちゃんが添え物じ…

岩松了作・演出『シェイクスピア・ソナタ』詳細感想

9日(日)に観劇した『シェイクスピア・ソナタ』詳細感想を書きました。観た後に色々咀嚼するのが楽しい上質の芝居でした。 ★パルコ劇場『シェイクスピア・ソナタ』詳細感想★

COCO『今日の早川さん』(早川書房)

COCOさんが「今日の早川さん」をブログで連載し始めた頃からのファンです。本ヲタクな女の子の生態を赤裸々に可愛らしく、また時に辛らつに描いているのがとっても楽しいです。本好きなら絶対楽しめる。私はホラー好きの邪悪な帆掛さんが好き。あそこまで突…

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』詳細感想

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』の詳細感想を書きました。新作の『竜馬がゆく』につい力が入りました(笑)今月の昼の部はほんとにバラエティ豊か。こういう演目の並べ方はわりと吉右衛門さんの意向が反映されている気がします。吉右衛門さん座頭の新…

購入本

ジェイムズ・W・ニコル『ミッドナイト・キャブ』(ヴィレッジブックス) シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』(創元FT文庫) ジョン・ダニング『失われし書庫』(ハヤカワHM文庫) COCO『今日の早川さん』(早川書房)

岩松了作・演出『シェイクスピア・ソナタ』

パルコ劇場に岩松了作・演出『シェイクスピア・ソナタ』を観にいきました。松本幸四郎さんが主催するシアターナインスのプロデュース作品ですから幸四郎さんが前面に押し出されている作品かと思ったら全然違う。いわゆる群像劇でアンサンブルでみせる芝居。…

『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』

歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』を観に行きました。まずは三階A席からの観劇です。昼の部は新作・古典・舞踊とバラエティ豊かな演目が並びました。新作の『竜馬がゆく』がどうなるんだろう?とちょっと心配でしたが、うまくまとめた脚本と役者さんた…

チェーホフ『桜の園・三人姉妹』(新潮文庫)

こまつ座&シス・カンパニー公演『ロマンス』の影響でチェーホフを再読したいなと思ったのがきっかけ。再読と言っても学生時代以来なので細かいとこ完全に忘れてました…。で、覚えていなかった最たる言葉は「喜劇」。この作品にチェーホフは「喜劇」って書い…

国立大劇場『12月歌舞伎公演』

チラシが出来上がったようです。配役が少し出ていました。染ちゃんは清水一角役です。わ〜、嬉しい。 国立大劇場『12月歌舞伎公演「堀部彌兵衛」「清水一角」「松浦の太鼓」』 チラシ表:http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=2550…

第5回 伝統芸能サロン「歌舞伎の化粧」

10月6日(土)17時より国立劇場の伝統芸能情報館3階レクチャー室で松本錦吾さんを講師に「歌舞伎の化粧」講座が行われるとのこと。これは楽しそう。 第5回 伝統芸能サロン「歌舞伎の化粧」 http://www.ntj.jac.go.jp/topics/news070830.html 日時:平成19年10…

ART OPEN Cafe 2007『劇団☆新感線の戦略』いのうえひでのり

12月に東京ミッドタウンで九州大学芸術工学部公開講座があるそうです。いのうえひでのり氏の講座、聞いてみたいかも。申し込みは先着順とのこと。 ART OPEN Cafe 2007 九州大学芸術工学部公開講座 東京シリーズ http://homepage.mac.com/kogatoru/aoc/index.…