2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

デイビィッド・アーモンド『肩胛骨は翼のなごり』(創元推理文庫F)

引っ越してきたばかりの家。古びたガレージの暗い陰で、ぼくは彼をみつけた。ほこりまみれでやせおとろえ、髪や肩にはアオバエの死骸が散らばっている。アスピリンやテイクアウトの中華料理、虫の死骸を食べ、ブラウンエールを飲む。誰も知らない不可思議な…

梅蘭芳と市川猿之助との縁

猿之助さんにまつわるエピソードの記事を見つけました。 梅蘭芳と市川猿之助との縁〜通訳の目から 中国の京劇俳優・梅蘭芳を描いた映画『花の生涯〜梅蘭芳〜』が、まもなく日本で公開される。梅蘭芳を団長とする中国京劇代表団は1956年5月に訪日、歌舞伎界の…

尾上松緑 魚屋宗五郎役に初挑戦

来月の国立劇場『三月歌舞伎』への松緑くんの抱負です。ぜひとも頑張っていただきたいです。 楽屋ばなし:尾上松緑 魚屋宗五郎役に初挑戦 尾上松緑が3月の国立劇場で「新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)(お蔦殺しと魚屋宗五郎)」の宗五郎役…

三津五郎さんが松尾芸能賞大賞

第30回松尾芸能賞の大賞に三津五郎さんです。おめでとうございます。他にも段四郎さんが松尾國三賞、優秀賞に千歳大夫さんも入ってます。 坂東三津五郎が松尾芸能賞大賞 芸能の分野で優れた実績を残した人々を表彰する第30回松尾芸能賞(松尾芸能振興財団…

世田谷パブリックシアター『MANSAI◎解体新書/その拾四「ひとがた(人形)」〜自己と他者のディスタンス〜』

昨夜、世田谷パブリックシアターに野村萬斎さん主催のトークショー『MANSAI◎解体新書/その拾四「ひとがた(人形)」〜自己と他者のディスタンス〜』を観に行きました。ゲストは文楽人形遣い、桐竹勘十郎さんと『生物と無生物のあいだ』の作者、分子生物学者の…

ベルンハルト・シュリンク『帰郷者』(新潮クレスト・ブックス)

母子家庭で育ったペーターは、祖父母の家で古ぼけた小説を見つける。やがて、失われたページを探すうちに思いがけず明らかになる、父の行方、そしてナチスにまつわる過去――。戦争に翻弄された人々の、罪と償い。運命の波間に生まれた、いくつかの愛の形。(新…

Bunkamura20周年記念企画『桜姫 −現代劇版』

シアターコクーンの6月のラインナップが正式発表。コクーン歌舞伎、ではなく現代劇とのこと。長塚圭史さんがどのような脚本を書くのか楽しみ。共演者は誰かしら。7月はコクーン歌舞伎で通常の『桜姫』をやるってことですね。こちらも楽しみ〜。 Bunkamura20…

風邪ぴき

風邪ぴきは続く。風邪ってこんなに辛かったんだっけ?。いつも喉もと過ぎればな自分…。

歌舞伎座『二月大歌舞伎 夜の部』観劇感想

21日(土)に観劇した歌舞伎座『二月大歌舞伎 夜の部』の詳細感想を書きました。風邪で体調がよくなかったのですが3演目とも楽しくてわりと集中して観られたかなと思います。 ★歌舞伎座『さよなら公演 二月大歌舞伎 夜の部』詳細感想★

中村又五郎さんの訃報

歌舞伎座から帰宅後、又五郎さんの訃報を聞く。老衰だし天寿をまっとうされたんだなと思いつつ、なんだかすごく寂しくなりました。とても素敵な役者さんでした。ご冥福をお祈りします。今日の歌舞伎座の役者さんたちの熱の帯びようはもしかしたら又五郎さん…

歌舞伎座『二月大歌舞伎 夜の部』観劇

風邪で体調が悪かったがどうしても観たかったので薬投入して完全防備して行く。体調が悪かったにも関わらず居眠りもせずきちんと観れた。なんとなく役者さんたちがすごく気合が入っていたような気がした。三演目とも楽しめました。詳細感想後日。

風邪

予防していたはずなのに久々にひどい風邪ぴき。喉が凄まじく痛い…。

今後の歌舞伎座の出演者予定(2009年5月〜9月)

今後の歌舞伎座の出演者予定が都民劇場のお知らせの小冊子に載っていました。 2009年5月〜9月 歌舞伎座出演者予定 【歌舞伎座】 『五月大歌舞伎』 芝翫、藤十郎、菊五郎、団十郎、梅玉、時蔵、三津五郎、松緑、菊之助、海老蔵 『六月大歌舞伎』 芝翫、幸四郎…

SFセミナー2009

今年の『SFセミナー』は劇団☆新感線の座付き作家、中島かずきさんがゲスト出演です。おお、これは聞きたいですね。開催日は5月2日(土)です。新橋演舞場『五月大歌舞伎』の初日と重なっています。今年は初日に行こうかなと思っていたので、ちょっと残念ですが…

国立小劇場『文楽二月公演第二部『女殺油地獄』』詳細感想

14日(土)に観た国立小劇場『文楽二月公演第二部『女殺油地獄』』の詳細感想を書きました。『女殺油地獄』は久々に歌舞伎でも観たいなあ。さよなら公演でやってくれないかしら。 ★国立小劇場『文楽二月公演第二部『女殺油地獄』』詳細感想★

ゴードン・スティーブンス『カーラのゲーム』上下(創元推理文庫M)

ルフトハンザ機がテロリストにハイジャックされた。人質救出のためヒースロー空港に待機するSAS隊員フィンの胸をよぎる疑念――リーダーは彼女だ。死んだはずなのに。しかし――。1994年冬、内戦のボスニアで、彼と一人の女を結んだ運命の交錯が、いま新たな…

国立小劇場『文楽二月公演第二部『女殺油地獄』』

国立小劇場『文楽二月公演第二部『女殺油地獄』』を観に行きました。友人が手配してくれた席がなんと2列目のセンター。床も人形も迫力でした。文楽で『女殺油地獄』を観るのは二回目ですがやっぱ近松門左衛門の戯曲がまずは凄いという感じです。詳細感想後日…

歌舞伎座『二月大歌舞伎 昼の部』詳細感想

11日(水)に観劇した歌舞伎座『二月大歌舞伎 昼の部』の詳細感想を書きました。染ちゃん松王丸の『寺子屋』が観て見たいなと思った昼の部でした。 ★歌舞伎座『二月大歌舞伎 昼の部』詳細感想★

歌舞伎座『さよなら公演 二月大歌舞伎』観劇

歌舞伎座に『さよなら公演 二月大歌舞伎』を観にいきました。満員御礼で補助席まで出ていました。歌舞伎座立替の記事が出て、さよなら公演の認知度がupしたせいでしょうか。本日、歌舞伎初心者さんが多そうでした。しかし今年の4月まで、と思い違いをしてい…

購入本

デイビィッド・アーモンド『肩胛骨は翼のなごり』(創元推理文庫F) パトリシア・A・マキリップ『茨文字の魔法』(創元推理文庫F)

大谷竹次郎賞 奨励賞『江戸宵闇妖鉤爪』

昨年11月に国立で公演した新作歌舞伎『江戸宵闇妖鉤爪』を脚色をした岩豪友樹子さんが大谷竹次郎賞奨励賞を受賞されました。おめでとうございます。また乱歩歌舞伎の演出の幸四郎さん、出演者の皆様、国立のスタッフの方々、おめでとうございます。そして乱…

中井英夫『虚無への供物』(講談社文庫)

だいぶ前にどこかで「アンチミステリの傑作」と聞いていて気になっていた本。古本屋で半額だったので手に取りました。新装版の前の版の文庫で表紙の絵がユニーク。 この本もっと早く読めばよかったなあ。少なくとも本格ミステリにハマってた学生時代に読んだ…

新橋演舞場『五月大歌舞伎』詳細演目・配役

キッチー演舞場こと新橋演舞場『五月大歌舞伎』の詳細演目・配役が出ました。演目をみますと五月演舞場は歌舞伎初心者向けというコンセプトで続けていくようですね。歌舞伎『鬼平犯科帳』の第二弾がさっそく作られるとは、一昨年の『大川の隠居』の評判がか…

シアターコクーン『NODA・MAP パイパー』詳細感想

2月1日(日)に観た『NODA・MAP パイパー』の詳細感想を書きました。かなりとっちらかった感想&文章になってしまいました。野田さん、設定をSFにするなら萩尾望都さんに戯曲の大枠を作ってもらってもよかったんじゃないかな?とか思ったり。イメージとして…

歌舞伎座さよなら公演『四月大歌舞伎』詳細演目・配役

歌舞伎座さよなら公演『四月大歌舞伎』詳細演目・配役が正式発表になりました。4月もそれぞれ役者さんたちの当たり役の演目が並びました。個人的に玉三郎さんの政岡を久しぶりに観たかったので嬉しいです。染ちゃんは昼の部だけで赤っ面と白塗りとの二役。今…

2009年2月鑑賞予定

今年こそ観劇を抑え目にするぞと1月は3回に抑えたけど2月ですでにそれが崩れてる(笑)。これでも減らしたんだけどね…。今月は歌舞伎座夜の部の『三人吉三』が楽しみです、ええ。> シアターコクーン『パイパー』 歌舞伎座『二月大歌舞伎 昼の部』 国立小劇場『…

シアターコクーン『NODA・MAP パイパー』観劇

シアターコクーンに『NODA・MAP パイパー』を観に行きました。面白かったんですが期待していた密な空間はなかったかなあ。胸を引っ掻き回されるような、そんなものを期待したんだけど。役者さんたちは皆、とってもよくて、だからなおのこと題材のもっていき…