2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

出光美術館『琳派芸術2』

出光美術館『琳派芸術2』を鑑賞。酒井抱一(1761〜1828)と高弟・鈴木其一(1796〜1858)を中心にした江戸琳派の展覧会。造形美に溢れた華やさのなかに洗練された粋と洒脱がある江戸琳派の一端に触れることができとても素敵な展覧会でした。図らずも学芸員…

ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(新潮クレスト・ブックス)

心優しいオタク青年オスカーの最大の悩みは、女の子にまったくモテないこと。どうやら彼の恋の行く手を阻んでいるのは、かつて祖父や母を苦しめたのと同じ、ドミニカの呪いらしい――。(新潮社:http://www.shinchosha.co.jp/book/590089/) SF、ファンタジィー…

デヴィッド・クローネンバーグ監督『危険なメソッド』

未だ多くの謎が残されている人間の“精神”という領域に果敢に挑み、その解明に生涯を捧げたジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユング。このふたりの偉人が残した革新的な精神分析の研究は、心理学や医学の世界に新たな光をもたらすにとどまらず、そ…

キャサリン・フィッシャー『インカースロン 〜囚われの魔窟』(原書房)

インカースロンと呼ばれる巨大監獄で過ごす主人公フィン。 ある日、監獄の管理人の娘クローディアと知りあい、監獄から脱出する計画をひそかに立て実行するが……。(原書房:http://www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=1&isbn=04683-6) 自我を持つ地下迷…

市川染五郎が仕事復帰

京都入りして撮影を始めたそうな。染のサービストークもマスコミ報道もいつものクオリティに戻ってる(笑)染ちゃん、戻ってきたんだね(^^)v 市川染五郎が仕事復帰「今日から再開」/芸能速報/デイリースポーツ online http://t.co/VcN0o4EF 『妻は、く…

国立大劇場『11月歌舞伎公演「通し狂言 浮世柄比翼稲妻」』

国立大劇場に『通し狂言 浮世柄比翼稲妻』を観に行きました。一幕目から華やかで楽しい。思っていた以上に楽しかったです。両花道はウキウキする。詳細感想後日。

米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』(新潮文庫)

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語…

井筒和幸監督『黄金を抱いて翔べ』

裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された金庫から240億円相当の金塊を強奪するというも…

P・D・ジェイムズ『高慢と偏見、そして殺人』(ハヤカワポケットミステリ)

紆余曲折の末にエリザベスとダーシーが結婚してから六年。二人が住むペンバリー館では平和な日々が続いていた。だが嵐の夜、一台の馬車が森から屋敷へ向けて暴走してきた。馬車に乗っていたエリザベスの妹リディアは、半狂乱で助けを求める。家人が森へ駆け…

ドライアイ

目に激痛が走り、なにかと思ったらドライアイになっていた…。日曜でも開いてる病院があってよかった。さすがに混み混みでした。

七五三

姪っ子の七五三のお祝い。これで七五三のお祝いで集まるのは最後。甥っ子二人と姪っ子、ほんとにすくすくと育っております。子供の成長って早い。

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』上下(ちくま文庫)

元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。(筑摩書房:http://www.chikumasho…

購入本

P・D・ジェイムズ『高慢と偏見、そして殺人』(ハヤカワポケットミステリ)

ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』(創元推理文庫)

1973年、宗教弾圧と鎖国政策下の無神国家アルバニアで、正体不明の人物が勾留された。男は苛烈な拷問に屈することなく、驚くべき能力で官憲を出し抜き行方を晦ました。翌年、聖地エルサレムの医師メイヨーと警官メラルの周辺で、不審な事件や〈奇跡〉が続け…

新国立小劇場『マンスリー・プロジェクト11月演劇講座「ミラー・アメリカ・20世紀、そして21世紀」』

新国立劇場で開催している『マンスリー・プロジェクト11月演劇講座「ミラー・アメリカ・20世紀、そして21世紀」』を聴きに行きました。アーサー・ミラーの前期作品『サラリーマンの死』『るつぼ』と後期作品『モーガン山下り』『演技の終り』の4作品を題材に…

日生劇場『二月大歌舞伎』

染五郎さんの復帰公演となる日生劇場『二月大歌舞伎』の演目が出ました。昼夜同一演目です。染五郎さんは『義経千本桜 吉野山』の忠信と『通し狂言 新皿屋舗月雨暈』磯部主計之助です。まずは華やかな舞踊での復帰ですね。染五郎さんの『吉野山』忠信はキレ…

米澤穂信『インシテミル』(文春文庫)

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給11万2000円がもらえるという破格の仕事に応募した12人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだっ…

地味ミステリと言われるミステリ

本格だからじゃなく地味ミスを好むミステリファン、まさしく私もその一人だな。でも皆が「地味」言うけどその手の小説を地味とは思わないの。端正で味わい深いと言ってちょうだい!な勢いです。こつこつと積み重ねていく描写に美しさを感じるの。で、それが…

新橋演舞場『吉例顔見世大歌舞伎 夜の部』鑑賞

友人のご好意によりご招待券で新橋演舞場『吉例顔見世大歌舞伎 夜の部』を観に行きました。仁左衛門さんが休演中ですし顔見世感が足りないせいか平日の夜というのもあるのか集客にちょっと苦戦中かな?という客席。私は代役の松緑くんが『熊谷陣屋』の熊谷直…

伊藤計劃『虐殺器官』(ハヤカワJA文庫)

9・11を経て、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。 米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポー…

購入本

イモジェン・ロバートスン『闇のしもべ』上下(創元推理文庫) ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』(創元推理文庫)

購入本

米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』(新潮文庫) 米澤穂信『インシテミル』(文春文庫) カズオイシグロ『充たされざる者』(ハヤカワepi文庫)

歌舞伎興行のあり方

このところの歌舞伎興行は座を開けすぎて役者にはハードすぎると思う。元々25日間休演なしでの昼夜興行自体がハードだというのに…。役者が次々と倒れていることをどう思っているのか。松竹は興行のあり方を考えるべきだ。特にこのところの興行はおかしい。あ…

風邪ぴき

家族全員で風邪…。

11月歌舞伎公演二題

3日からの国立劇場興行の記事。なかなか良いインタビュー記事です。 Interview:中村福助 これぞ“ザ・カブキ” 鶴屋南北作「浮世柄比翼稲妻」で3役 http://t.co/U7JEShV8 3日からの明治座興行について。紙面では猿之助さんの写真も。 歌舞伎:「天竺…

2012年11月鑑賞予定

11月の観劇は国立大劇場一つだけの予定でしたが友人のご好意により演舞場追加。あと演劇講座に参加予定です。> 新橋演舞場『吉例顔見世大歌舞伎 夜の部』 新国立小劇場『マンスリー・プロジェクト11月演劇講座「ミラー・アメリカ・20世紀、そして21世紀」』 …