2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アガサ・クリスティ『ホロー荘の殺人』(ハヤカワ文庫)

アンカテル卿の午餐に招かれたポアロを待っていたのは、血を流している男と、その傍らでピストルを手にしたままうつろな表情をしている女だった。それは風変わりな歓迎の芝居でもゲームでもなく、本物の殺人事件だった!(早川書房:http://www.hayakawa-onli…

イルデフォンソ・ファルコネス『海のカテドラル』上下((武田ランダムハウスジャパン文庫)

14世紀、カタルーニャの農村で、農奴と村娘の婚礼の宴が晴れやかに行なわれていた。しかし、領主の来訪によって一変。泣き叫ぶ娘は領主に暴行され処女を奪われてしまった。領主は夫より先に新妻と同衾する権利が認められていたのだ。この衝撃的な冒頭から一…

よしながふみ『大奥』6巻(白泉社)

綱吉の時代後半〜家宣時代。史実を踏まえての書き換えがほんとに上手いね。相変わらず哀しい物語だ。大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/08/28メディア: コミック購入: 9人 クリック: 455回この商品を含…

購入本

リンウッド・バークレイ『失踪家族』(ヴィレッジブックス) よしながふみ『大奥』6巻(白泉社)

週末のおさんどん

週末のおさんどん、なんとか頑張ってやっているのだけどあまりの暑さに何を作ったらいいかメニューを考えるのが面倒…。 土曜のメニューは野菜と豚肉の塩炒め、ゆでオクラ、きんぴらゴボウ、きゅうりの浅漬け、ワカメとネギのお吸い物。今日はトマトの冷製ス…

今日

美容院に。残暑が厳しいから短めに切ってと頼んだからほんとにバッサリ切られた。もうちょい長くても良かったかも…。まあすぐに伸びるからいいか。 夕方、商店街から太鼓と鉦の音が。阿波踊りの音楽と踊り手たちの掛け声に身体の芯からワクワクする。私が育…

購入本

オットー・ペンズラー編『ヒーローの作り方』(早川書房) ウィリアム・ランディ『ボストン・シャドウ』(ハヤカワHM文庫) ジャン=クロード・イゾ『失われた夜の夜』(創元推理文庫) ボストン・テラン『音もなく少女は』(文春文庫) ジェイムズ・エルロイ…

ル テアトル銀座『W〜ダブル』感想

26日(木)に観劇したル テアトル銀座『W〜ダブル』の感想を簡単にですが書きました。 ★ル テアトル銀座『W〜ダブル』詳細感想★

ル テアトル銀座『W〜ダブル』観劇

友人が都合で行けなくなったル テアトル銀座の『W〜ダブル』を代りに観に行きました。事前予習まったく無しで望みましたがかえってそれが正解。2転3転するサスペンスコメディ。楽しかったです。終演後、アフタートークが付いていました。アフタートークで役…

国立大劇場『第八回 亀治郎の会 昼の部』詳細感想

8/21(土)に観た国立大劇場『第八回 亀治郎の会 昼の部』の詳細感想を書きました。亀ちゃん、思ったよりあっさりでした。猿之助さんのような押し出しの強い忠信を期待していたので、少々辛口ありです。役者といういうのはその本人一代限りなんですよね。名前…

日生劇場『十二月大歌舞伎』詳細演目・配役

12月日生劇場の『十二月大歌舞伎』の詳細が出ました。玉手御前は菊之助さんです。菊五郎さんで観たかったなとちょっと思っていますが菊ちゃんも楽しみです。浅香姫は配役が出てないけど梅枝くんでしょうね。で肝心の俊徳丸はどなたかな?? 日生劇場『十二月…

イルデフォンソ・ファルコネス『海のカテドラル』上巻を読書中

イルデフォンソ・ファルコネス『海のカテドラル』を読書中。14世紀のカタルーニャ地方を舞台にした歴史もの。ケン・フォレット『大聖堂』のスペイン版というところ。『大聖堂』はわりと価値観に現在の視点が入ってる小説だけど『海のカテドラル』は歴史的価…

国立小劇場『稚魚の会・歌舞伎会合同公演 A班』観劇

『第八回 亀治郎の会』の後は国立小劇場に移動して『稚魚の会・歌舞伎会合同公演 A班』の観劇です。こちらは稚魚のほうはそれこそ一生懸命に演じている役者たちを見守る感じです。それにしても忠臣蔵五段・六段とは難しい演目を選んだものですねえ。皆さん本…

国立大劇場『第八回 亀治郎の会』観劇

国立大劇場に『第八回 亀治郎の会』を観に行きました。配役が本興行なみに豪華だったということもあるのでしょうが個人の会で国立大劇場を5日間満席で埋めてしまうって凄いですね。またきちんと観客の期待に応えていたかなと思います。『義経千本桜 -忠信編-…

新橋演舞場『八月花形歌舞伎 第二部・三部』詳細感想

8/18(水)に観た新橋演舞場『八月花形歌舞伎 第二部・三部』の感想を簡単にですが書きました。今月、勘太郎くんは役者として一皮剥けたんじゃないでしょうか。 ★新橋演舞場『八月花形歌舞伎 第二部』詳細感想★ ★新橋演舞場『八月花形歌舞伎 第三部』詳細感想★

新橋演舞場『八月花形歌舞伎』第二部、第三部観劇

新橋演舞場『八月花形歌舞伎』の第二部、第三部を観ました。思ったほどは疲れなかったかも。平日のせいか2階にかなり空席が。で、なんと第三部の時に3B席の客二人が2階1等席に移動…あまりのずうずしさにビックリ。 また『東海道四谷怪談』でお岩さまが薬を飲…

購入本

マイクル・コナリー『ザ・ポエット』上下(扶桑社文庫) マイクル・コナリー『わが心臓の痛み』上下(扶桑社文庫) マイクル・コナリー『夜より暗き闇』上下(講談社文庫) マイクル・コナリー『シティ・オブ・ボーンズ』(ハヤカワHM文庫) マイクル・コナリー『天…

翻訳本の在庫状況が…

マイクル・コナリーのボッシュ・シリーズが気に入ったので密林でノンシリーズ含めて未購入のもの全買い。『ラスト・コヨーテ』でジェイムズ・エルロイを連想したのでジェイムズ・エルロイ作品がどうなってるかちょっと見てみたら、『『ブラック・ダリア』以…

マイクル・コナリー『エンジェルズ・フライト』上下(扶桑社文庫)

LAのダウンタウンにあるケーブルカー、“エンジェルズ・フライト”の頂上駅で惨殺死体が発見された。被害者の一人は、辣腕で知られる黒人の人権派弁護士ハワード・エライアス。市警察の長年の宿敵ともいえる弁護士の死に、マスコミは警官の犯行を疑う。殺人課…

毎日新聞『時代を駆ける:市川染五郎』連載

毎日新聞の朝刊に『時代を駆ける:市川染五郎』の連載が始まりました。8/17(火)〜8/21(土)、8/24(火)〜8/29(土)の全10回。聞き手は小玉祥子氏。中村吉衛門さんの『二代目聞き書き中村吉右衛門』(毎日新聞社)の聞き書きをされた方ですね。 毎日新聞 時代を駆…

マイクル・コナリー『トランク・ミュージック』上下(扶桑社文庫)

ハリー・ボッシュが帰ってきた!ハリウッド・ボウルを真下に望む崖下の空き地に停められたロールスロイスのトランクに、男の射殺死体があった。「トランク・ミュージック」と呼ばれる、マフィアの手口だ。男の名はアントニー・N・アリーソ、映画のプロデュー…

ティム・バートン監督『アリス・イン・ワンダーランド』(DVD)

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2010/08/04メディア: DVD購入: 10人 クリック: 105回この商品を含むブログ (130件) を見る

マイクル・コナリー『ラスト・コヨーテ』上下(扶桑社文庫)

ロサンジェルスを襲った大地震は、ボッシュの生活にも多大な影響を与えた。住んでいた家は半壊し、恋人のシルヴィア・ムーアとも自然に別れてしまう。そんななか、ある事件の重要参考人の扱いをめぐるトラブルから、上司のパウンズ警部補につかみかかってし…

Bunkamura ザ・ミュージアム『ブリューゲル版画の世界』鑑賞

マイクル・コナリー固め読み最中というヒエロニムス・ボス(ボッシュ)流れで、というわけでもなかったけどBunkamuraミュージアム『ブリューゲル版画の世界』へ。版画展だし、混んでないだろうと思いきや…ひええなんでこんなに混んでるの?あらら?ブリュー…

マイクル・コナリー『ブラック・ハート』上下(扶桑社文庫)

11人もの女性をレイプして殺した挙げ句、死に顔に化粧を施すことから“ドールメイカー(人形造り師)”事件と呼ばれた殺人事件から4年―。犯人逮捕の際、ボッシュは容疑者を発砲、殺害したが、彼の妻が夫は無実だったとボッシュを告訴した。ところが裁判開始のそ…

銀座『天亭』でランチ

映画鑑賞後は天ぷら屋『天亭』でてんぷらコースをいただく。カラっと軽い天ぷらで美味しかった。アスパラが美味しそうだったので追加してしまった。〆は掻き揚げの天丼か天茶を選べるのだけど私は天丼。小エビたっぷりで結構ボリュームあり。ランチはお得感…

クリストファー・ノーラン監督『インセプション』鑑賞

ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が無防備になる状態―夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストである。コブが備えもつ類稀な才能はこの…

アンドリュー・ラウ/ アラン・マック監督『インファナル・アフェア2 無間序曲』(DVD)再見

『インファナル・アフェア』三部作DVDセットを購入して、再見。ハウを殺したのって結局は誰なんだろう?最初に観たときはウォン警部だと思っていたんだけど再見してみてラウの可能性もあるかなあと。殺し方がなんとなくラウぽい気が。この映画では刑事とマフ…

国立西洋美術館『カポディモンテ美術館展』

久々の美術鑑賞。国立西洋美術館に『カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで』を観に行きました。作品点数は少なめだけど良い絵が揃っていました。「イタリアのルネサンス・バロック美術」「素描」「ナポリのバロック絵画」という構成。主題を前…

湊かなえ『告白』(双葉社)

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。(双葉社:http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-23628-6…