2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

シアターコクーン『天日坊』ソワレ

シアターコクーン『天日坊』ソワレを観劇。黙阿弥にクドカンテイスト加えて相変わらずの串田演出ってところでした。面白かった楽しんだけどクドカンで串田さんなので叙情に流れピカレスクロマンに成りきれてないのが若干不満。ただ串田さんの演出のぶれなさ…

ダーレン・アロノフスキー監督『ブラックスワン』

ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「…

ジョー・ヒル『ホーンズ 角』(小学館文庫)

『ハートシェイプト・ボックス』『20世紀の幽霊たち』などで着実のその地位を確立してきたモダンホラーの貴公子、ジョー・ヒルの最高傑作が誕生した。フランツ・カフカの『変身』に匹敵するプロローグから、息も尽かせない地獄の描写が、壮絶のラストシーン…

ケイト・モートン『リヴァトン館』上下(RHブックス+プラス)

老人介護施設で暮らす98歳のグレイスの元へ、新進気鋭の女性映画監督が訪れた。「リヴァトン館」という貴族屋敷で起きた70年前の悲劇的な事件を映画化するため、唯一の生き証人であるグレイスに取材をしたいと言う。グレイスの脳裏に「リヴァトン館」でメイ…

新橋演舞場『六月大歌舞伎 昼の部』詳細感想

6/16(土)に観劇した新橋演舞場『六月大歌舞伎 昼の部』の詳細感想を書きました。最近なぜかかぶりつきにご縁があり今回もかぶりつきで。私はとちり周辺が好きなタイプなんだけど今日はこの席で良かったなと。口上はかぶきつきのほうが楽しい。猿翁さんの口上…

Ken's珈琲店

歌舞伎観劇後は友人と東銀座にあるカフェ『Ken's珈琲店』でのんびりお茶。ゆったりできていい感じのお店。今回はケーキセットにしたけどハニートーストがオススメらしいので今度挑戦してみよう。

新橋演舞場『六月大歌舞伎 昼の部』観劇

新橋演舞場『六月大歌舞伎 昼の部』、澤瀉屋団体襲名披露興行を観劇。かなり久しぶりに演舞場にかなりの活気があった。いわゆるハレを楽しみたい客層が多かったような感じ。さよなら公演の頃の歌舞伎座の客層に近い。中車さん効果かな。客層含めてとても良い…

亀治郎改め 四代目市川猿之助『僕は、亀治郎でした。』

8月3日発売の『僕は、亀治郎でした。』(集英社)、染ちゃんとの対談があると聞いては(`ФωФ') カッ @6hen_shueisha: 歌舞伎フォトブック 亀治郎改め 四代目市川猿之助の『僕は、亀治郎でした。』では、仲良しの方とのビッグ対談 3本だて! 市川染五郎さん!…

歌舞伎版『阿修羅城の瞳』/『アテルイ』妄想

以前から友人たちと歌舞伎版『阿修羅城の瞳』が観たいねとよく会話する。先日もその会話になって、私たちの妄想配役のうち「亀ちゃんが猿之助になっちゃった今、桜姫を亀ちゃんで観れないんじゃ…(涙)」ということになった…悲しい。そして亀ちゃんの代わり…

ジョン・ル・カレ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(ハヤカワNV文庫)

英国情報部〈サーカス〉の中枢に潜むソ連の二重スパイを探せ。引退生活から呼び戻された元情報部員スマイリーは、困難な任務を託された。二重スパイはかつての仇敵、ソ連情報部のカーラが操っているという。スマイリーは膨大な記録を調べ、関係者の証言を集…

ジョエルデュラン

映画鑑賞後は「ジョエルデュラン銀座本店」のカフェでお茶。パフェ「リエジョア」とチョコを使ったピザを食す。パフェは甘くなくて香り豊かで美味しい。ピザはサブレ生地にトマトとチョコを乗せて焼いたものでこれが意外に美味しかった。ピザは甘いので食事…

トーマス・アルフレッドソン監督『裏切りのサーカス』2回目

友人とトーマス・アルフレッドソン監督『裏切りのサーカス』2回目を観に行きました。友人はこの映画に嵌って今回で5回目の鑑賞とな。私もかなり好みの映画だったし細かい部分を見逃している可能性もあるしと喜んでお供。2回目を観ると脚本も演出もかなり練ら…

みなとみらい大ホール『パーヴォ・ヤルヴィ指揮 フランクフルト放送交響楽団(Vn:ヒラリー・ハーン)』詳細感想

6/2(土)に聴いた『パーヴォ・ヤルヴィ指揮 フランクフルト放送交響楽団(Vn:ヒラリー・ハーン)』の感想を書きました。16:00から18:45くらいまでのクラシックコンサートととしてはかなりの長時間のコンサートでした。とりあえずヒラリー・ハーンが素晴らし…

ロイス・マクマスター・ビジョルド『ヴォルコシガン・シリーズ ミラー衛星衝突』上下(創元推理文庫SF)

惑星コマールのミラー衛星に貨物船が衝突、七個の衛星のうち三つを破壊してしまった。破壊工作だとしたら、いったい何のために?調査に来た皇帝直属聴聞卿の伯父の同僚マイルズ・ヴォルコシガンのミューティーのような姿がエカテリンを驚かせた。 久しぶりの…

みなとみらい大ホール『パーヴォ・ヤルヴィ指揮 フランクフルト放送交響楽団(Vn:ヒラリー・ハーン)』

みなとみらい大ホールに『フランクフルト放送交響楽団』を聴きに行きました。個人的にはヒラリー・ハーンをお目当てに行きました。ヒラリー・ハーンの奏でるヴァイオリンの硬質な透明感のある音色が好きなのです。私にとっては3年ぶり。演奏家としてまだ細い…

2012年6月鑑賞予定

今月はなんといっても猿翁、猿之助、中車、団子の同時襲名披露公演。新猿翁さんは久しぶりに舞台上で拝見することになります。香川照之さんは中車としてどこまで演じてくるのか。色々と興味は尽きません。香川さんは若い時から芝居上でも(ドラマ『BLACK OUT…