2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

時蔵さん、芝雀さん日本芸術院賞

時蔵さんと芝雀さんが日本芸術院賞を授与されるとのこと。おめでとうございます。同い年の女形二人ですね。これからますますのご活躍を期待しております。 時蔵さんは持ち役を本来の女形から立役(男役)にも広げ、芝雀さんは女形として活躍、ともに歌舞伎の…

内幸町ホール『歌舞伎一人芝居「人魚の恋椿」』

内幸町ホールに芝雀さん自主公演『歌舞伎一人芝居「人魚の恋椿」』に行ってきました。あー、でもとりあえず正直に申し上げますと芝雀さん一門を応援している方々以外にオススメできる出来ではございませんでした…。第一回公演だし、まあこんなもんかなと…。 …

デビット・ヒュー・ジョーンズ監督『チャリング・クロス84番地』(DVD)

アンソニー・ホプキンズとアン・バンクロフト主演。チャリング・クロス84番地にある古本屋に勤めるフランク、彼の同僚たちとアメリカ人の脚本家ヘレンとの20年間に渡る文通での交流を描いた作品。 ロンドンの古本屋を舞台にしている映画ということでずっと観…

スカーレット・トマス『Y氏の終わり』(早川書房)

偶然はいった古書店で、大学院生アリエルがめぐりあったのは、ずっと探していた『Y氏の終わり』という一冊の本。それは、主人公のY氏が人の心のなかでくりひろげる冒険を描いた、呪われているとされる伝説の物語だった。読み進むうちに、小説のなかの出来…

大江健三郎『治療塔』(講談社文庫)

「選ばれた者」たちが「新しい地球」に移住した。「残留者」たちは、資源が浪費され、汚染された地球で生き延びてゆく。出発から10年後、宇宙船団は帰還し、過酷な経験をしたはずの彼らは一様に若かった。その鍵を握る「治療塔」の存在と意味が、イェーツの…

豪華著名人がトートバッグをデザイン−紛争国の子どもに収益寄付

著名人デザインのトートバッグをオークションで販売し紛争地域の子どもたちに学習の機会を与える運動をしているNGOに寄付するそうです。染五郎さんデザインのトートバッグもあるとのこと。染ちゃんの絵、ほのぼのした可愛い絵だから好きなんだよね。欲しいか…

映画『今度の日曜日に』情報

染五郎さんのお役、ヨレヨレってだけでなく「不思議なおじさん」だそうです(笑)なんだか染ちゃんにピッタリのような気がしてしてきた。読売新聞の記事の写真は染ちゃん、可愛いです。 読売新聞:染五郎さん松本ロケ 信濃毎日新聞:松本で映画撮影進む 市川…

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『パレルモ パレルモ』

新百合ヶ丘のテアトロ ジーリア ショウワにピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『パレルモ パレルモ』を観に行きました。とても刺激的で面白い舞台でした。詳細感想は感想Blogのほうに。 ★テアトロ ジーリア ショウワ「ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『パ…

恩田陸『夏の名残りの薔薇』(文春文庫)

沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。これは真実なのか、そ…

映画『今度の日曜日に』に染五郎さん主演

ちらほらと情報は入ってきていたのですがようやく公式に発表となりました。染ちゃん、今月は映画撮影中です。現代劇、ということしか知らなかったんですが、これはまた意外なお役で(笑)39歳バツイチの役だそうです。来春公開予定とのこと。単館系かな。今か…

マイクル・コナリー『ブラック・アイス』(扶桑社ミステリー文庫)

モーテルで発見された麻薬課刑事ムーアの死体。殺人課のボッシュはなぜか捜査から外され、内務監査課が出動した。状況は汚職警官の自殺。しかし検屍の結果、自殺は偽装であることが判明。興味を持ったボッシュは密かに事件の裏を探る。新しい麻薬ブラック・…

La Table de Joel Robuchon

たまにはちょっと美味しいものを食べに行きたいね、ということで恵比寿の『La Table de Joel Robuchon』に行ってきました。ここなら、お値段ほどほどで外れのないフレンチ(ヌーベルキュイジーヌ系)を食べさせてくれます。一応、ミシュランの星一つ取ってるし…

吉祥寺散策

吉祥寺の友人のところへ遊びに行き地元で有名なお店に連れて行ってもらう。映画とか芝居の話など色々と。楽しかった。クリストファー・プリーストのおすすめ本は『双生児』。こんな簡単なタイトルをなぜ忘れるかな私…。 行ったお店の覚書。 ★蕎麦屋『上杉』…

購入本

イアン・マキューアン『贖罪』上下(新潮文庫) 恩田陸『夏の名残りの薔薇』(文春文庫)

エリン・ハート『アイルランドの哀しき湖』(ランダムハウス講談社文庫)

アイルランドの泥炭湿地から、“三つの死”の儀式を施された鉄器時代の遺体が出現した。解剖学者ノーラは、その保全作業を手伝うため現地に赴く。ところが近くの地中から、同じく“三つの死”の儀式を施された現代の遺体が見つかった。それを皮切りに、ノーラの…

東京オペラシティ『アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタル』

東京オペラシティに『アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタル』を聴きに行きました。ちょっと不思議な体験をしました。同じピアニストの演奏を聴いたのに本プログラムとアンコールでは別人のピアノを聴いたような感覚に陥りました。 ★東京オペラシティ『アン…

国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』

国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』2回目鑑賞です。初日から1週間、種太郎くんの成長ぶりは?という感じで臨んだんですが、芝雀さんの充実ぶりに圧倒させられました。 ★国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』2回目感想★

歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』詳細演目、配役

歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』の詳細演目、配役が出ました。一番の見ものは夜の部の『通し狂言 青砥稿花紅彩画』でしょうね。日本駄右衛門が團十郎さん、南郷力丸の左團次さんが意外でした。反対の配役のほうがなんとなくしっくりくるような気がするのです…

下北沢トリウッド『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』

下北沢トリウッドでドキュメンタリー映画『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』を観てきました。 十三代目仁左衛門の84歳から90歳までの姿を追った記録映画です。全6巻のなか今回観たのは第1巻の『若鮎の巻』。自主公演をする上方の門閥外の若手役者グループに仁左衛…

国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』感想

3/2に観劇した国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』の詳細感想を書きました。 ★国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』詳細感想★

ミュージカル『ラ・マンチャの男』公開稽古

松本幸四郎主演『ラ・マンチャの男』の公開稽古が行われたようです。松たか子ちゃんの結婚に悲哀を感じてるとか(笑)父としての恨み節に対し、たか子ちゃんは「娘としては父親としての感情を味わっていただけてるんじゃないかと思ってます」とクールに対応だ…

聴きたいもの

サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団 《チャイコフスキー・フェスティヴァル》 テミルカーノフ70歳記念 11/3(月・祝) 14:00 サントリーホール チェロ: タチアナ・ヴァシリエヴァ 11/3(月・祝) 19:00 サントリーホール ピアノ: デニス・マツー…

購入本

ジェイソン・グッドウィン『イスタンブールの群狼』(ハヤカワHM文庫) 大江健三郎『治療塔』(講談社文庫)

パトリシア・A・マキリップ『オドの魔法学校』(創元推理文庫)

両親を病で亡くし、ひとりぼっちで暮らすブレンダンのもとに、オドと名のる女巨人が訪れた。都にある魔法学校の庭師になって欲しいというのだ。求めに応じたブレンダンだったが、慣れない都の生活になかなかなじめない。一方王宮では、歓楽街で興行する魔術…

国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』

国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』初日に行ってきました。色んな年齢層の方が来ていた感じ。歌舞伎鑑賞教室はお値段も安いし行きやすいですからね。藤間勘十郎さんがいらしてました。解説のなかでの『鷺娘』の振り付けを担当されたよう…

2008年3月鑑賞予定

3月は少なめに思っていたのですが何気に増えました…。久しぶりのクラシックコンサートとコンテンポラリーダンスが楽しみです。 <<3月鑑賞予定>> 国立大劇場『3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」』 下北沢トリウッド『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』 国…