クリストファー・ノーラン監督『インセプション』鑑賞
ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が無防備になる状態―夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストである。コブが備えもつ類稀な才能はこの業界でトップレベルであり、企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。だが、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。 そんな彼に絶好のチャンスが訪れる。彼が最後の仕事と決めたミッションを果たすことさえできれば・・・。だがその任務は不可能に近い「インセプション」と呼ばれるものだった。(公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/)
期待以上に面白かった〜〜。フィリップ・K・ディック的多重構造世界の物語。多重構造とはいえ、そこら辺の説明は丁寧に処理されていて判りやすかったです。ディカプリオと渡辺謙さんも良いけど、それ以上に脇の役者さんたちの個性が良かったなあ。アリアドネってギリシャ神話のアリアドネがモチーフだよね。コブと言う名にもなんらかに由来がありそう。ラストはどちらにでも解釈可能かな。私は「現実」を取りたいな。
クリストファー・ノーラン監督『インセプション』
配役:
ドム・コブ: レオナルド・ディカプリオ
サイトー(斉藤): 渡辺謙
アーサー: ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
モル・コブ: マリオン・コティヤール
アリアドネ: エレン・ペイジ
イームス: トム・ハーディ
ユスフ: ディリープ・ラオ
ロバート・フィッシャー: キリアン・マーフィー
ピーター・ブラウニング: トム・ベレンジャー
モーリス・フィッシャー: ピート・ポスルスウェイト
ナッシュ: ルーカス・ハース
マイルス教授: マイケル・ケイン
ブロンドの女: タルラ・ライリー