米澤穂信『インシテミル』(文春文庫)

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給11万2000円がもらえるという破格の仕事に応募した12人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった――。(文藝春秋http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167773700)

米澤穂信は『ボトルネック』が割と面白かったので他の作品もと手に取ったのですがこの作品は私には合わなかったです。設定ありきの設定のための小説、という印象。私はミステリ好きなので細かいネタはわかったんですが残念ながらそれだけ。こういう単なるゲーム的小説は苦手。気持ちを擽られなかったです。

インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)