井筒和幸監督『黄金を抱いて翔べ』

黄金を抱いて翔べ

裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された金庫から240億円相当の金塊を強奪するというものだった。システムエンジニアの野田(桐谷健太)、北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆破のプロでスパイでもあるモモ(チャンミン)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)というメンバーで金庫に挑む幸田たちだったが、彼らの意外な過去や裏切りが浮上し… (シネマトゥディ:http://www.cinematoday.jp/movie/T0012683

高村薫の原作は未読です。妻夫木くん目当てでしたがなかなか面白かった。チームを組んで銀行を襲うという話なのだけどハリウッド映画と違って爽快感がなく救いがないのが私にはかえって面白かったです。役者個々のキャラクターのかっこ悪い部分が魅力的だったりもした。関係性が濃いのか薄いのかが判らない部分がありもう少し掘り下げてくれると人間ドラマとしてもっと面白くなったかも。しかしあんな大雑把な計画でいいのかというツッコミはある…。あとモモちゃんの女装の意味もわからなかった。ゲイ設定なのかしら?