映画『今度の日曜日に』に染五郎さん主演

ちらほらと情報は入ってきていたのですがようやく公式に発表となりました。染ちゃん、今月は映画撮影中です。現代劇、ということしか知らなかったんですが、これはまた意外なお役で(笑)39歳バツイチの役だそうです。来春公開予定とのこと。単館系かな。今から公開が楽しみです〜。

王子・染五郎がヨレヨレ“おじさん役”
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/03/18/01.html

歌舞伎俳優の市川染五郎(35)が映画「今度の日曜日に」で、大学の清掃員、新聞配達員、ピザ配達員と3つの職業を掛け持ちする“おじさん”を演じることになった。息子の養育費を稼ぐため働きづめで、くたびれた39歳バツイチという設定。これまでの映画や舞台ではキリリとした好青年役が多く「いままでにない役なので興味がある」と、新境地開拓を目指している。来春公開予定。


 ある時は大学構内を清掃、ある時は新聞を配達、またある時はピザを宅配−−。染五郎が歌舞伎の早変わりのように次々と変身する。染五郎は「制服を着ると、その職業に就いた気分になりますね」と撮影を楽しんでいる様子。自身もピザの宅配はよく利用すると言い「ピザ店の衣装が気に入ってます」と笑顔で話した。


 映画製作を支援する「日本映画エンジェル大賞」の第8回受賞作が原作。友人の借金を背負い、妻子に逃げられた男性が、韓国から留学してきた女子大生と心の交流をするヒューマンドラマ。息子の養育費のため仕事を掛け持ちする主人公はくたびれて、いつも居眠りをしている設定だ。


 染五郎は歌舞伎俳優・松本幸四郎(65)の長男で、梨園のプリンス。映画でも「阿修羅城の瞳」(05年)の鬼を退治する男、「蝉しぐれ」(同年)のお家を立て直す武士と“かっこいい役”ばかり。原作・監督のけんもち聡(さとき)氏が「清潔感ある俳優がくたびれた中年を演じるギャップの面白さに期待」してオファーしたところ、「体験したことのない世界、演じたことのない役なのでぜひ」と出演を快諾した。


 撮影は長野県松本市内で行われており、染五郎は全力投球。ただ、実年齢より4歳年上という設定には少々戸惑っている様子で、撮影の合間に留学生役のユンナ(19)から「染五郎さんって、オジサンですね」と、からかわれ「違うよ!」と、口をとがらせる場面もあったという。


 映画にはコミカルな面も盛り込まれており、染五郎の新たな一面が引き出されている。俳優人生の大きな転機になる作品となりそうだ。