読書会:リューイン『夜勤刑事』(ハヤカワHM文庫)

ミステリ系読書会第2回。お題はリューイン『夜勤刑事』です。私は人の意見で自分のなかの評価が変ることはほとんど無いタイプだけど今日はかなり逆転。この本の読み方を教わった。ただリューインを読む時に今現在刊行されている翻訳本は最初に読むべきものでは無いと思う。明らかにこれから入るのは不幸。翻訳が悪すぎ。初読時どこがおもしろいのかさっぱり分からず。どことなくフロストものを思い浮かべる作品なんだけど主人公パウダーにまったく共感できず、また物語構成にも面白さを見出だせず。しかし読書会でパウダーのキャラ設定&描こうとしたボイントを聞き、え?そうだったの?と新しい側面を。だけどそれこの翻訳から読み取るの難しいよ?と。翻訳の不味さゆえは皆一致。二作目をとりあえず読んでみるべしという結論。