中野信『模倣の殺意』(創元推理文庫)

7月7日午後7時、服毒死を遂げた新進作家、坂井正夫。その死は自殺として処理されるが、親しかった編集者の中田秋子は、彼の部屋で行きあわせた女性の存在が気になり、独自に調査を始める。一方、ルポライター津久見伸助は、坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され調べを進めるうちに盗作疑惑に直面し、確執のあった編集者を追及していく。(東京創元社http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488449018)

いわゆる本格ミステリ。40年前の作品ですのでそれなりの古さはあり、またトリック部分は色々読んでいるとある程度はわかってしまいますが古典と思って読むと構成がうまくできていて面白いです。
創元推理文庫での復刊からも7年経ってるんですね。なぜ今頃になって売れだしたんだろう?誰が強力にプッシュした人がいるのかしら。

模倣の殺意 (創元推理文庫)

模倣の殺意 (創元推理文庫)