アン・クリーヴス『青雷の光る秋』(東京創元社)

ペレス警部は婚約者のフランを両親に紹介するべく、ふたりで故郷のフェア島を訪れていた。だが、島のフィールドセンターでひらかれた婚約祝いパーティの直後、センターの職員アンジェラが殺される。折からの嵐でシェトランド本島との交通が途絶したため、単身捜査を開始した警部だが、奮闘むなしくついには第二の殺人が…(東京創元社http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488245085)

シュトランド四重奏シリーズの最終章。このシリーズ好きです。細かい描写を積み重ね人間関係の複雑な綾を描き出すミステリ。今回もとても面白かった。結末にあ然呆然。「うそ〜〜〜!」と声が出た…。謎解きのほうの驚きじゃありません、このシリーズに付き合ってきた人たちは愕然とすると思う。そして四重奏としての区切りは一応つけたということですがこのシリーズは続くようです…。女性作家ってほんと容赦ないですよね…。東京創元社さん次回作を早く出してください。

青雷の光る秋 (創元推理文庫)

青雷の光る秋 (創元推理文庫)