G・M・マリエット『コージー作家の秘密の原稿』(創元推理文庫)

裕福で年老いた大人気コージー作家のエイドリアンが、子どもたちに結婚式の招待状を送りつけてきた。この結婚でまた遺言書が変わるのかと当惑する子どもたち。屋敷に集まった彼らに父親が予想外の事実を告げた翌朝、相続人候補がひとり減ることに。だれもがあやしい殺人事件に挑むセント・ジャスト警部の推理の行方は?(東京創元社http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488221034) 

タイトルから軽めのミステリかと思ったら本格系の英国ミステリらしい強烈なキャラ満載のミステリでした。あんなに悪意満載の毒気のある作家がコージー作家として成功したとは(笑)マナーハウスものでもあるので英国もの好きにはオススメ。オチとせっかくのプロットが活かしきれてない弱さはあるものの面白かったです。次作も読みたい。

コージー作家の秘密の原稿 (創元推理文庫)

コージー作家の秘密の原稿 (創元推理文庫)