シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』(河出文庫)

天才短篇作家スタージョンの魔術的傑作選。どこにでもいる平凡な人間に<不思議のひと触れ>が加わると……表題作をはじめ、魅惑の結晶「孤独の円盤」、デビュー作「高額保険」ほか、全十篇。(河出書房新社http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309463223)

だいぶ前から一篇づつのんびり読んでいました。さすがにレベルの高いもの揃い。個人的にはちょっとユーモアのある「裏庭の神様」、ジャズの演奏家の話「ぶわん・ばっ!」、そして独特な味わいの邂逅もの「タンディの物語」が印象に残りました。
「高額保険」/「もうひとりのシーリア」/「影よ、影よ、影の国」/「裏庭の神様」/「不思議のひと触れ」/「ぶわん・ばっ!」/「タンディの物語」/「閉所愛好症」/「雷と薔薇」/「孤独の円盤」

不思議のひと触れ (河出文庫)

不思議のひと触れ (河出文庫)