新国立美術館『第83回 国展』

久しぶりの国展。知り合いの方が毎年出展しているので機会があれば観に行っているのです。今までは上野の東京都美術館で開催していましたが一昨年から六本木の新国立美術館での開催。お隣のブースでは『ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち』を開催していて、なかなかの混雑振り。新国立美術館は初めて足を踏み入れましたが広々しているのはいいのですが階ごとにいちいち出入りしなければいけないのが少々面倒ですね。さて『第83回 国展』ですが、まずは知り合いの作品が展示されている「工芸」部門。織物なんですが明るくすっきりした色使いと織の目のバランスの良さでとても素敵。着物を着る身であれば同じものをぜひ誂えて欲しい言いたくなるような作品でした。<お値段がいいのでどちらにせよ手が出ないけど。他の方の作品も爽やかな色合いのものが多かったかな。いつもより凝った作品が少なかったのがちょっと残念。反対に懲りすぎてイマイチだったのが「写真」部門。手を掛けすぎると写真のよさがかえって際立たない気がしました。いつもは「おおっ」と思う作品が多いのだけど今回は数点のみ。また「絵画」部門もこれぞというのが無かったなあ。今年は私好みの作品が少なくてちょっと残念でした。

のんびり鑑賞してから遅めのランチをしようと六本木ミッドタウンへ移動。しかし、どこもかしこも大混雑…。GW中だからしょうがないのですが並ぶ気力はなく、飯倉まで足を伸ばし、以前六本木で勤めていた頃にお気に入りだった高級中華屋さんへ。まあまあ美味しかったけど前ほどのクオリティではなくてここでもちょっと残念な私でした。