ジェイムズ・クラムリー『さらば甘き口づけ』(ハヤカワHM文庫)

十年前に行方を断った娘を探してほしい――酔いどれの私立探偵スルーは、捜索を依頼されていたアル中作家を探しあてた酒場の女主人から、次の仕事の依頼を受けた。アル中作家とともにわずかの手がかりを追い始めたスルーが見た悲劇とは?(早川書房http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/54501.html)

ハードボイルドです。ロードノベルな雰囲気も。脇役のキャラがかなり立っている。作者がチャンドラー好きとのことで雰囲気が似てる。主人公が感傷的な部分など。救いがない終わりなのが悲しかった。ベティには救われて欲しかったなあ。

さらば甘き口づけ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

さらば甘き口づけ (ハヤカワ・ミステリ文庫)