ゲキシネ『朧の森に棲む鬼』完成披露試写会

新宿バルト9での『朧の森に棲む鬼』完成疲労試写会の抽選に当ったので行ってきました。舞台挨拶に市川染五郎さん 阿部サダヲさん 真木よう子さん いのうえひでのりさんがいらっしゃるというので楽しみにして行きました。会場には取材陣がかなり来ていました。あんなにいるとは思っていなかったのでビックリ。どのくらい記事にしてもらえるのでしょうか?


まずは舞台挨拶で4人が登場。染ちゃんは今回は髪の毛をツンツンに立てて色黒の悪人顔メイク。かなり怖いお顔でした…。素顔が見たかったんだけどな…。他の三人はいつもの感じでした。いのうえさんはキャップにTシャツのいつものいでたち。真木ようこちゃんはまじで顔が小さくて華奢でサダヲちゃんも小柄だし、染ちゃんがでかくみえました。 トークの内容は、いのうえさん以外はかなりグダグダ系(笑)真木ようこちゃん、場慣れしてないのかとってもシャイなのか、ほんとしゃべれない。今回ゲキシネを観て、自分の未熟さに落ち込んだとか。サダヲちゃん、「染五郎さんがカッコイイです」「染五郎さんの表情が凄いです」と染ちゃんを持ち上げまくり(笑)染ちゃんそのたびにサダヲちゃんに「どうもありがとうございます」とか言って、二人してペコペコとご挨拶状態。なんかこの二人可愛い。ライとキンタの兄弟分の雰囲気がなんだかそのまんま出てました。これ見れただけでも今日行ったかいがあったというもの。染ちゃんは相変わらずぽーっとしてるというか、ぐだぐだ(笑)まあ面白いことはいえないタイプだからしょうがないわ。ご挨拶が済んだあとはプレス相手の撮影会。プレス以外は撮るのは禁止でした。カメラ目線で表情を作る4人を見てるのも楽しかったです。その後は4人とも事前にもう観ちゃっていたということもあるのか、ゲキシネは観ずに帰ってしまいました。


さていよいよゲキシネ『朧の森に棲む鬼』です。やはり生には到底かなわない、としか言えないのですが、まあそれを言ってはお終いなので感想を。まずは染ちゃん、素敵(笑)、染ちゃん、まつげ長っ、染ちゃんエロい、染ちゃん綺麗、染ちゃん壮絶。サダヲちゃん、可愛い、上手い。古ちん、色々と迫力。聖子さん、シキブ役は相当な当たり役だと思う、やっぱシキブ好きだ。秋山菜津子さんのツナはやはりカッコイイ女でした。んで、舞台観た時も壮絶なラストに向かっていく様がなんとも切なかったりして胸が痛んだんですけど、ゲキシネでもみてもかなりしんどかったです。なんつーか金縛り状態。ぐわ〜っと迫ってくるものがありますね。


芝居を観た時に全体的に完成度が高い芝居だと思っていましたが改めてゲキシネで観ても完成度が高いなと。何度も観た芝居で内容がわかっていても、やはり楽しめました。ゲキシネの良いところは役者の細かい表情を見られること。今回は特に編集がアップを多様しているのでその部分で面白かった。今回、かなり「映画」を意識した編集でした。今までのゲキシネに比べ舞台中継という感じの映像からはかなり離れています。舞台の映像だとわかっていても、なんとなく映画を観てる感覚に陥ることも。その代わり、舞台を観た人だったら絶対に不満を持つであろう編集でもありました。一番は殺陣のシーンでしょうか。まともに殺陣を見せてもらえません。染ちゃんの華麗な殺陣が…、サダヲちゃんのキレのいい殺陣が…うわ〜ん(涙)それ以外も引きの映像があまり無いんですよね。だから舞台の立体的な面白さがわからない、舞台全体の役者の体の動きがわかりずらい等々。うーむ不満がいっぱい出ちゃいます。でもまあそれは生の舞台を観ているせいなので…思い入れの深い舞台だから尚更。生の舞台を知らずにいきなりゲキシネを観た人はどういう感想を持ったのかが知りたいです。