2009-07-26から1日間の記事一覧

ジョン・バンヴィル『海に帰る日』(新潮クレスト・ブックス)

最愛の妻を失った老美術史家が、遠い日の記憶に引き寄せられるように、海辺の町へと向かう。あの夏の日、双子の弟とともに海に消えた少女。謎めいた死の記憶は、亡き妻の思い出と重なり合って彼を翻弄する。荒々しく美しい、海のように――。(新潮社:http://w…