2007-03-23から1日間の記事一覧

レニー・エアース『闇に濁る淵から』(講談社文庫)

レニー・エアース、個人的に待望の新作。前作『夜の闇を待ちながら』はサスペンスミステリとしてかなり秀逸でした。イングランドの牧歌的な田園風景のなかで起こる凄惨な殺人。人物造詣がしっかりしており警察小説としての骨格がありつつ、戦争の傷を引きず…