マックス・バリー『機械男』読書会

念願の円卓会議に参加。今回のお題はマックス・バリー『機械男』(文藝春秋)でした。再読して臨もうと思っていたのに忙しくて結局再読しないまま。私はどうしても主人公とヒロインが苦手で乗り切れなかったのですがそれをそのままぶつけてみました。どうやらこの本は主人公に感情移入できるかできないかで好きかそうでないか分かれる本ではあった模様。
素直すぎる語り手。
1章から始まり0章で終わる。0章は新たな誕生を意味するのでは?
アメコミやアメコミ映画の影響はかなりある。
名前の付け方も意味がある(主人公のチャールズ・ニューマン→チャールズは『アルジャーノンに花束を』、ニューマン(Neumann)はノイマンノイマン型コンピューターの開発者))。
チャールズはいかにも理系男子。
チャールズはアスペルガー症候群では?→ライバルを意識するのでそこまでではないのでは?
ダナ・ハラウェイのサイボーグ・フェミニズムとの対比として描かれているのではないか?
ローラ黒幕説(笑)