幕見:歌舞伎座『こけら落とし四月大歌舞伎』

ふと思い立って新しい歌舞伎座の幕見にトライ。初日は朝早くから並んで凄い人出だったらしいですがさすがに2日目で平日悪天候となればそんなに早くからは並ばなくても大丈夫だろうとの目論見が当たる。だいたいチケット販売時間(今回は開演30分前)の1時間45分前に並んで整理番号50番以内でした。
私は第一部の『壽祝歌舞伎華彩「鶴寿千歳」』『お祭り』を観てから一旦離れてランチをし、また並び直して第二部『弁天娘女男白浪』を観ました。
第一部は染ちゃんの麗しい姿と七緒八くんの可愛い姿を観られただけで満足です♪( ̄▽ ̄)ノ″第二部は菊五郎さんの立ち回りになんだか泣けてきた。今月のベテラン役者さんたち本当に命懸けで臨んでいらっしゃると思う(涙)。重鎮どころの負担は三年前と比べようもないほど大変だと思う…。特に幸四郎さん、吉右衛門さんそして何気に菊五郎さんのお三方の負担がちょっと…。この三ヶ月を無事に乗り越えていただきたい。
幕見席は相変わらずカオス。懐かしいやら変わってない感になにやら不思議な気持ちも。幕見観客の独特の仲間意識も久しぶりに味わったし楽しかったです。4階席の1列目上手寄りと2列目下手寄りに座って鑑賞したのですがどちらも七三花道が見えました。座席の足幅は変わらず超狭いです。音響ですが前ほどスコンと綺麗には届いてきません。響くには響くけど籠るというか音に湿った膜が張っている感じ。特に声と鼓系が…。弦系は聞く限り大丈夫だった。