デイヴィッド・ムーディ『憎鬼』(RHブックス+プラス)

しがない公務員のダニーは通勤途上、ビジネスマン風の男が老女に襲いかかり容赦なく殴打する場面に遭遇した。その後街では平凡な市民が突然凶暴化し、見ず知らずの他人を、友人を、家族を襲う事件が頻発する。メディアは彼らを“憎鬼”と名付けた。死者は増え続け、ダニーは家族と自宅に閉じ籠るしかなかった。やがて軍隊による“憎鬼”狩りが始まり、ゴーストタウン化した街にも希望が見えたかに思えたが、ある朝ダニーの身近に予想しなかった事態が!―。(「BOOK」データベースより)

登場人物たちの不満や不安の描写が延々と重ねて描いていくのがノワールぽくて、さてどう転んでいくのかと思ったら意外な方向へ。後半の真相が伏線もないままでいまいち?状態なのだけど続編出してもらえるのでしょうか?

憎鬼 (RHブックス・プラス)

憎鬼 (RHブックス・プラス)