フレッド・ヴァルガス『裏返しの男』(創元推理文庫)

アルプス山麓の村で狼の歯形の残る羊の死骸が相次いで発見された。そして喉に巨大な噛み痕のある女牧場主の死体が……。彼女は狼男の存在を主張していた。巨大狼? それとも本当に狼男なのか? カナダ人動物学者と村の住民カミーユは、事件に巻き込まれる。この事件のテレビのニュース映像に、かつての恋人カミーユの姿を見出したアダムスベルグ警視は…(東京創元社http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488236052

前作『青チョークの男』に続くアダムスベルグ警視シリーズ第二弾。フレッド・ヴァルガスはいかにもフランス産な「ヘン」さがあるミステリを書く作家で大好き。 『裏返しの男』も面白かった。登場人物たちにクセありすぎだけど、この作家のキャラは クセがあればあるだけ魅力的だったりする。

裏返しの男 (創元推理文庫)

裏返しの男 (創元推理文庫)