S・J・ボルトン『三つの秘文字』上下 (創元推理文庫)

シェトランドに越してきたトーラは、ある日裏庭で女性の死体を掘りあててしまう。心臓がえぐられ背中に三つのルーン文字が刻まれた遺体は、出産後間もない身だったことを語っていた。やがて身元が判明するが、彼女は遺体から推定される死亡年月の前年に死んだことになっていた。閉鎖的な島になじめず苦悩する女医が巻き込まれた不可解な事件の真相とは──。(東京創元社http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488207038)

シェトランド諸島を舞台にルーン文字が刻まれた遺体、この設定私に読めと言っているようなものです。期待に反せず上巻がかなりツボな設定とストーリー。これは私好み、超面白い〜〜とわくわくしながら読んだのですが下巻になって雲行き怪しい…。う〜ん、下巻でどんどん気持ち失速…残念無念。上巻が正統派ミステリで下巻途中からがハーレクイーン風味のサスペンスアクションものって感じかしら。上巻が面白すぎたからなあ…下巻も途中まではかなり良いんだけどなあ。真相がわかってきたあたりからだんだんチープに…。

三つの秘文字 上 (創元推理文庫)

三つの秘文字 上 (創元推理文庫)

三つの秘文字 下 (創元推理文庫)

三つの秘文字 下 (創元推理文庫)