松本幸四郎『幸四郎的奇跡のはなし』(東京新聞出版局)

歌舞伎役者としてはもちろん、ミュージカルやドラマなど、数多くの場面で活躍中の高麗屋松本幸四郎のエッセイ。
 伝統文化の中で育ちながら、常に挑戦の心を持って歩んできた半生――それは著者にとって小さな奇跡の積み重ねであった。 役者として、夫として、父として、そして一人の人間として、折にふれて思ったこと、感じたこと、こだわったことなどをまとめた魅力の51篇。(東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/tbook/shoseki/tko2011100101.html

東京新聞に連載していた松本幸四郎さんのコラムをまとめた本です。連載当時、読んでおりましたが加筆されているのと今まで見たことがない写真も掲載されていたので買ってしまいました。やはり舞台に関するお話が面白いです。
個人的に写真のなかで目を惹いたのが十代の頃の写真。幸四郎さんの十代の時の六段目の勘平が超美形です。また珍しい女形姿の『対面』の女鯰も可愛いというより綺麗。こんな時代があったのか〜と新鮮です。20代あたりから男ぽいごつごつした顔立ちになったぽいですね。今まで見たことない写真が色々と面白かったです。この前亡くなった高麗屋をずっと担当してくれてた床山さんとの写真やエピソードもあったりして1年前なのにされど1年なんだなあって思ったりも。

幸四郎的奇跡のはなし

幸四郎的奇跡のはなし