恩田陸『チョコレートコスモス』(角川文庫)

無名劇団に現れた、一人の少女。天性の勘で役を演じる飛鳥の才能は、周囲を圧倒する。いっぽう若き女優・響子は、とある舞台への出演を切望していた。開催された奇妙なオーディション、二つの才能がぶつかりあう!(角川書店http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=201101000515)

ガラスの仮面』のオマージュ作品と噂の恩田陸チョコレートコスモス』が文庫になっていたので読んでみました。ほんとに『ガラスの仮面』だった(笑)。主人公の子だけは人間離れしすぎてモデルはいない感じだけど、その他の登場人物には今活躍している演劇人がモデルだろうなって描写が多々でイメージしながら読むのも楽しい。私は野田秀樹さんとか松たか子ちゃんとか寺島しのぶさんとかを思い浮かべました。