サントリーホール『ワレリー・ゲルギエフ指揮「ロンドン交響楽団」』

昨日、サントリーホールワレリー・ゲルギエフ指揮「ロンドン交響楽団」を聴きに行きました。『マーラー交響曲第9番』の1曲だけの演奏です。やっぱロンドン交響楽団はレベル高い。とても繊細なマーラー交響曲第9番でした。特に第4楽章が素晴らしかった。弦の音色が耳に残る。この楽団の弦はほんと上手だと思う。管のほうは聴いた位置のせいもあったかもしれないけど、時々雑な音が出てた気がする。でも集中度の高い演奏であったことは確か。 最終楽章が終って最後の音が消え、たぶん15秒近く客席含めて無音になりました。そうよ、この時間があるべきなのよ〜。そのあと万雷の拍手。 無音の音色ってあるんだなあって思った演奏会でした。

今回の演奏はダイナミックでエモーショナル演奏を求めたら違うってなりそうな感じでもありました…マーラーだけに。でも私は今回の演奏、気に入ったな。にしてもゲルギエフってほんと面白い指揮者だね。 ゲルギエフのおっちゃんの指揮はやっぱ独特。ひらひらっとな。顔と手の動きのギャップが〜〜。にしても曲の組み立てがこの方、ほんと緻密で繊細なのね。自分のなかで密かにゲルギエフ乙女説が(笑)