雑感

このところ読書量が減っているので感覚的にしか言えないけど、海外ミステリは幼児虐待、家庭内暴力(精神的含む)をきちんと描ききっているのが多いと思う。また、社会と人の関わりという部分も突っ込んで描く。つくづく、最近日本で海外ものが売れないのが悔しい。
暴力・虐待を男目線で描いたものとしてケッチャム『隣の家の少女』がある。私が読了後、壁に投げつけた唯一の本(まさか本好きの自分がそんなことするとはだった)。だけどよくぞ描いたとも思った。結局のとこ描くなら覚悟して書いてくれということなのだ。
マッチョな感覚でフェミ関連を描いたといえばロバート・J・ソウヤーさんだが、この方の場合はしっかり悩んで考えてあーいう描き方になったんだね、と思えてある意味微笑ましかった。まずは相手のことを自身目線で考えるってことはできていたと思う。にしてもソウヤーさんの作品、なぜこのところ翻訳されないの〜〜??読みたいよ〜〜。キンタグリオシリーズの続き、誰か出して〜〜。