スペイン旅行覚書3

7日目グラナダ最後の夜に体調を崩し、しんどいままゴルドバへ移動。移動中のバスのなかでも眠り続け、観光組と途中別れてホテルへ。早めにチェックインさせてもらい、とにかく眠る。ちょっと微熱も出てたような感じ。にしてもゴルドバのメスキータや市内観光、したかったなあ〜〜。メスキータの日本語ガイドブック(ほとんど写真)を買ってきてもらったんだけど、すごくステキそう。あ〜あ、ほんとにガッカリだ。

ホテルでとにかく何も食べずに、水分だけとってこんこんと眠り続け。おかげで翌日、かなり回復。同じ症状のお仲間も同じようにだいぶ回復。食事は水分とリンゴを少しだけ。それでも観光する元気が出てきたので自分でもホッと一安心。にしてもゴルドバでのホテルはかなり良いホテルだったのに、堪能できなかったのが残念だ。朝、ロビー(かなりゆったりと広い)のベランダから猫ちゃんが入ってきてた。超美猫で可愛い。ホテルで飼ってるわけじゃないらしいが、のんびり寛いでいるところをみると従業員が餌を与えてるんだと思う。写真取り忘れた、ちぇ。

8日目、この日はゴルドバから新幹線でマドリードに移動。私の今回の旅の目的にプラド美術館。これを見逃さずに済んで本当に良かった。にしてもやっぱりプラド美術館は大きいし絵画点数が多い。結構時間を取ったけど全然観きれない。今度来る時は一日かけてじっくり観たい。レンブラントブリューゲルエル・グレコ、ヴェラスケス、ゴヤ、ムリーリョあたり、有名どころだけ押さえる。ゴヤの黒い絵シリーズが一番見たかったものだけど、すごい迫力。しかし体調がベストじゃない身にはかなりこの絵群を見るのは精神的に辛かった。ゴヤの有名な「着衣のマハ」「裸のマハ」二点はさほどでも。なんかバランス悪い絵と思ったら、身体全体をモデルで描いて、後から顔を付け加えたそう。それでバランスが悪いんだそうな。顔は依頼者の愛人ということだったらしい。ヴェラスケスの作品群も良かったなあ。やっぱ良い絵が多かった。もっと観たかったなあ。むう、やっぱリベンジせにゃ。プラド美術館のグッズ系はイマイチ。もっと色々作ってもよさそうなのに。絵葉書もあんま良いのがなかったし〜。あの絵もあの絵も無いの〜〜???でした。

プラド美術館を観たあとはスペイン広場〜王宮〜オペラ座をさっくりと見物。マドリードはくれぐれも気をつけてって言われたものだから、なんかゆったり歩けなかったよ(^^;)

9日目マドリード拠点にして中世の街並みで有名なトレドまで遠征。まずは街全体を眺められる展望台へ。街全体の景観がドキドキしちゃうくらい素敵だった。街のなかも素敵〜〜。カテドラル、宗教センター、市庁舎などの建築物もさることながら街そのものがいい感じ。トレドはここに1泊して、のんびり見物したほうがいいかも。サント・トメ教会のエルグレコの絵画「オルガス伯の埋葬」、素晴らしい、うっとり。私の好み、ど真ん中な絵だった。ランチは城壁沿いのレストランで眺め良し。食事は相変わらずマトモには出来なかったんだけど、小皿で色々出てきて楽しいし美味しかった。

トレドから夕方マドリードに戻る。ホテル近くのスーパーにいって水や、お菓子などを購入。海外旅行時の楽しみのひとつは現地でスーパーマーケットに入ること。棚に並ぶ品を見るだけでも楽しい。夕食後、フラメンコを観る予定だったんだど、トレドではしゃぎすぎたか体力が続かずホテルに戻る…悲しかった。フラメンコはかなり良かったらしい…がっかり。

10日目、次の日は古代ローマ人が建築した水道橋が残るセゴビアへ。水道橋はフランスのポン・デュ・ガールを観てしまっているので大きな感動は残念ながらなかったけど、それでもやっぱ古代ローマ人凄いなと思ったよ。

広場に行くと、朝市が立っていた。こういうの観るの楽しいんだよね〜。色んな種類の果物や野菜、きのこ類などが並んでました。すべて大ぶりだけど、スペインの食材は美味しかった。朝市では衣類も並んでいたけど、こちらはいかにも田舎の普通の衣類で見るもはなし。刺繍が入ったショールとかも安物の既製品。でも「ハンドメイド」とか言って高く売りつけようとしていた…。

広場を抜けて、ディズニーランドの白雪姫の城のモデルになったというアルカサールへ。おお、外観がいかにもそれらしい造詣の城。なかもいかにも中世の古い城って感じでした。高台にあるので展望がよかった。

昼食はセゴビアの名物料理、子豚の丸焼き。可哀相といいつつ食す。美味しいんだけど、まだ体調復活できてないのでちょっとしか食べられなかった…無念。

セゴビアから戻り、マドリード最後の夜。スペイン最後の夜でもあるので洒落たレストランへ。色々と美味しいけど、やっぱちょっとずつしか食べられず、無念。体調崩してからは私はパンと果物が主食。でもスペインのパンはまずくはないけどイマイチ美味しくなかったなあ。お米を食す文化だから、小麦粉文化のほうが洗練されなかったのかしら?

最終日は朝早くマドリードの空港へ向かいフィンランド経由で日本に無事帰国。