日生劇場『三月花形歌舞伎 染模様恩愛御所』初日

本日、日生劇場『三月花形歌舞伎 染模様恩愛御所』初日です。おめでとうございます。2006年10月に大阪松竹座で初演された復活狂言の久しぶりの再演です。初演時、妙にハマってしまったお芝居でした。さて小屋が変わっての再演はどうなるのか、「胸がドキドキしてならぬ(by友右衛門)」な状態で公演を待っておりました(笑)。もうこれは初日を見るしか、と行ってまいりました。

楽しかったです!チケット、追加しちゃおうかと思いましたもの。やっぱりこの芝居好きかも。まだ初日感たっぷりなのとストーリーをシンプルした部分で余白というか余韻をまだ作り上げ切れてない部分で若干物足りなさはありましたが、こなれてくればメリハリがついてくるかなと期待。

基本、初演と同じですがかなり脚本に手を入れてます。本筋にあまり関係ない部分をばっさり切りツッコミどころ満載でゆるゆるだった部分をかなり手直しして、物語の流れを綺麗にした感じです。私はゆるゆるな部分含めて好きだったのでちょっと残念な気もしますが、見やすさという部分で万人に受けがよい仕上がりかと。それに、手直ししてほしい部分で、いくか改善されてたはOK。特にあざみちゃんがある意味救われたのは嬉しかったし。ただ、やっぱりシルエットのラブシーンだけは辞めてほしかった…。「三つ合わせて肝腎腸ーっ!」は個人的にわりとアリだったので残して欲しかったり。でも当時、賛否が凄くてしかも否のほうが多かったことを考えたら仕方ないかなあ。詳細感想は後日。