染五郎、亀治郎、獅童と花形俳優が揃い踏み! 博多座で二月花形歌舞伎が開幕

博多座のインタビュー記事@ぴあを見つけました。亀ちゃん、染竜馬を絶賛!だそうです〜。

染五郎亀治郎獅童と花形俳優が揃い踏み! 博多座で二月花形歌舞伎が開幕
http://news.pia.jp/pia/news_image.do?newsCd=201002010006&imageCd=0
2月、福岡・博多座では、市川染五郎市川亀治郎中村獅童という人気俳優揃い踏みで「二月花形歌舞伎」を上演。演目も、世話物の名作から今年大注目の『竜馬がゆく』まで、バラエティに富んだ名作揃い。2月1日の開幕を目前に控えた1月29日、出演者3人が博多座での稽古を前に、揃って意気込みを語ってくれた。


今回は3人とも昼夜ともに、ほとんどの演目に出演というハードさ。また、亀治郎獅童は初役にも挑戦、染五郎は今年“時の人”となっている竜馬を演じるなど、話題も満載だ。「竜馬はテレビの時代劇でも一度やらせてもらってまして、歌舞伎でも3作演じてます。今回上演するのは、その中の第1作目。まだ大きなことをやる前の、夢をふくらませている状態の竜馬ですね。言ってることが大きすぎて、まるでほら吹きのような(笑)。でも、それがゆくゆくは実行されていく訳なんですけど」と染五郎が竜馬について語ると、「大河よりいいんじゃない!?」と笑って突っ込みを入れたのが亀治郎。今回は出演しないが、「竜馬シリーズ」では竜馬の妻となるお龍を演じているという彼は、染五郎の竜馬を絶賛。ぜひ劇場で、その魅力を確かめたい。


その亀治郎は昼の部の『金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)』『「双面道成寺(ふたおもてどうじょうじ)』で初役となる清姫と忠文の二役を演じる。「それぞれに想い人に裏切られた男女が、怨霊になってそれが合体するという、なんともSFチックな物語です(笑)」と笑顔で語るが、宙乗りなどの仕掛けもあるかなり高度な作品。伯父でもある猿之助の十八番であることもあり、亀治郎も気合が入っている様子だった。女方と立役両方で進境も著しい亀治郎ならではの工夫をこらした舞台に期待したい。


そして、新歌舞伎の名作『瞼の母』で初役・忠太郎に挑むのが獅童。「以前に同じ作品で他の役を演じた時に、勘三郎のお兄さんと、波乃久里子さんに『全然ダメ』と言われ続けて、本当に大粒の涙を流したことがあるんですよ(笑)。その作品で、主役である忠太郎を演じることができるのは嬉しい限り。久里子さんからは『今のあなたがあるのは、私のおかげね』なんて言われてますけど(笑)。今回も勘三郎のお兄さんにはしっかり稽古をつけてもらいました」と、思い出話を交えながら初役に対する意気込みを語ってくれた。


その他の演目も秀作揃い。昼夜ともに歌舞伎初心者から上級者まで楽しめる演目ばかりの「二月花形歌舞伎」は、2月25日(木)まで博多座で上演。チケットは発売中。