歌舞伎座『さよなら公演 三月大歌舞伎 夜の部』詳細感想

20日に観劇した、おじさんたちダダ泣き(笑)の歌舞伎座『さよなら公演 三月大歌舞伎『元禄忠臣蔵』夜の部』の詳細感想を書きました。しかし赤穂浪士への肩入れって『仮名手本忠臣蔵』が上演された時代から脈々と続いているのがなんだか凄いですよね。私は赤穂浪士だけに肩入れしすぎな部分はちょっと引っかかりを感じたりはするのですが時代劇好きの祖父と父の影響もあり小さい頃からの刷り込みでやはり好きなんですよね、たぶん。
しかし今、忠臣蔵を観ると、大石がリスクマネジメントに長けたリーダーだという印象をすごく受けます。『元禄忠臣蔵』で語られるように間違って「浅野家再興」を願い出たんじゃないだろうと思いますね。まずはこちらありきで、ダメな場合に仇討ち決行のダブルスタンダードだったんじゃないかと思いますね。リスク分散ですよ。そして時勢を分析する力もあったと。
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