8月のシアターコクーンは『怪談 牡丹燈籠』
8月のシアターコクーンはいのうえひでのり氏演出の『怪談 牡丹燈籠』だそうな。記事では瑛太がクローズアップされてるけど実質の主役は供蔵(段田安則)と女房・お峰(伊藤蘭)ですね。
瑛太、幽霊と熱愛…「牡丹燈籠」で初舞台 フジテレビ系月9ドラマ
「ヴォイス〜命なき者の声〜」に主演中の俳優・瑛太(26)が舞台に初挑戦することが10日、分かった。8月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される「怪談 牡丹燈籠」(作・大西信行、演出・いのうえひでのり)で、浪人・萩原新三郎を演じる。柴本幸(25)演じるお露とただならぬ仲になる役柄で、実力派・いのうえ氏の演出の下、“人間の業”を表現していく。
映画、ドラマなど多くの映像作品に出演し、若手実力派俳優との呼び声も高い瑛太が活躍のフィールドを演劇にも広げることになった。
「牡丹燈籠」は、幕末から明治にかけて活躍した落語家・三遊亭円朝が創作した落語で、その後も多くの落語家が語り、舞台化された名作。3組の男女の関係を軸に、因果応報を描き、人間の愛と欲、業を浮かび上がらせる作品だ。
瑛太は「舞台に立つというのはカメラの前に立つこととは違う崖(がけ)っぷち感があります。今回はその崖を飛び降りてみます。未知なことをやるのは楽しみです」と決意を語った。
演じるのはストーリーの発端となる浪人・萩原新三郎役。お露(柴本)と恋仲になるが、お露は恋い焦がれて命を落としてしまう。恋人の死にショックを受ける新三郎の元に、幽霊となったお露が現れ、新三郎は幽霊とは知らずに情を交わしていく。
その後、新三郎の下で働く供蔵(段田安則)と女房・お峰(伊藤蘭)の夫婦の運命が狂い、さらに、お露の父のめかけ・お国(秋山菜津子)と愛人・宮野辺源次郎(千葉哲也)の不倫に続いていく、物語のキーとなる重要な役どころだ。
劇団☆新感線で多くの人気舞台を手がけた人気演出家のいのうえ氏は「映像で拝見していて『瑛太君はみずみずしい感性の持ち主だなあ』と思っていましたので、それが舞台でも出せればいいなと思っています」と期待を寄せる。
「いのうえ歌舞伎」などで従来の枠にとらわれない、斬新な演出に定評がある、いのうえ氏の下で、新たな「牡丹燈籠」、新たな瑛太の魅力が発見されそうだ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090310-OHT1T00273.htm