染五郎トークショー『歌舞伎の魅力』

御園座で朝の9時20分から染ちゃんトークショーです。染ちゃんファン限定かと思いきや、御園座ごくらく古典芸能の会と共同とのことで、様々な年齢層の方々が。抽選券が間に合わないほどの盛況。150〜170人程度はいた感じ。前方の席は残念ながらゲットできず。
さてトークショーですが司会の方がプロではなく「ごくらく古典芸能の会」の職員さんらしいごく普通のOLさんちっくな方。その方はどうやら染ちゃんの熱烈ファン。もう完全にミーハーモードな司会ぶり。「役得で申し訳ない」ってほんとだよ(笑)目がハートになってたもん、司会者。染ちゃんはダークスーツで登場。あれ?素だと結構ボケ〜とした顔のことが多いですが今回はいつもよりカッコイイかも?昨日の余韻で私の目が曇ってたかも(笑)染ちゃんはわりとリラックスムードでの受け答え。ミーハー司会者のなかなかコア?な質問にツッコミつつ、丁寧に回答してくれてました。まあいつもの、はぐらかしも上手くて「新しい情報」は今回ほとんど聞くことが出来なかったですが。

私が印象に残ったトークを。
司:「歌舞伎は難しいと思っている方々に、歌舞伎の魅力をお教えてください」
染:「歌舞伎は元々は大衆芸能でわかりやすいもの、と言われますが違うと思います。古典歌舞伎に関しては確かに難しいですよ。言葉も難しいし、芸術性もあるし、敷居が高いとは思います。昔は庶民が楽しむものでしたが、今は時代も言葉も環境も違うので。でもそのうえで歌舞伎はやはりエンターテイメントですから、筋を楽しむという部分以外でも楽しめる部分が沢山あります。そういうものをひとつ視点からでなく、五感を働かせて楽しんでほしいです。」


この流れで
司:「ではみなさん、昼の部は色々なことにうっとりして楽しんでくださいね」
染:「いや、ぼくだけにうっとりしていただければいいんです…(笑)」
こういうボケのタイミング、染ちゃん上手いよね(笑)


司:「ぜひオセロのイアーゴーを演じてください」
染:速攻で「やりません。やらないです!」
シェイクスピア劇はもうやらない気かな?


司:「五月に叔父様が四谷怪談伊右衛門をされますが染五郎さんもいずれなさいますよね?」
染:「ええ、やってみたいですね。お岩さまもやってみたいです」
お岩さんも?客席どよめく。へえ、そうか本気かな?


という感じでした。もっと色々あったんですが忘れちゃった…レポ待ちの人ごめんなさい〜。