国立大劇場『十月歌舞伎公演『俊寛』『うぐいす塚』』

国立大劇場『十月歌舞伎公演『俊寛』『うぐいす塚』』を観に行きました。思っていた以上にとっても楽しかったです。『俊寛』の「鬼界ケ島の場」がかなり密に出来上がっていて見応えがありました。配役それぞれに隙がなかった。


『うぐいす塚』はおとぎ的な話とあだ討ちを絡めた物語で肩肘張らずに見れてとっても楽しかった。大劇場では70年ぶりという復活狂言。脚本を大幅に手直ししたためほぼ新作に近いとのこと。たわいない話でご都合主義なただ楽しむための芝居。エンターテイメントに徹した部分での王道歌舞伎。私、染五郎×奈河彰輔コンビの復活狂言(今までの作品は『怪談敷島譚』『乳貰い』『染模様恩愛御書』)、かなり好きかも。この二人、歌舞伎という芝居作りの王道路線を真っ直ぐに立ち上げてくれるのよね。詳細感想後日。