ジョージ・R・R・マーティン『王狼たちの戦旗 Ⅰ』(ハヤカワSF文庫)

氷と炎の歌シリーズ第二章の文庫化です。これも全5巻くらいにはなるのでしょう。1巻からかなり濃いです。登場人物が多いうえに、それぞれの視点で物語を紡ぎだすジョージ・R・R・マーティンのその手腕には恐れ入る。それにしても二章は一章以上に先行き明るい希望がまるで見出せない状況下な世界になっていますねえ。この先、不幸な話が続きそうな予感。