動植綵絵

皇居の三の丸尚蔵館の展覧会『花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>』の第5期を見ました。若冲の『動植綵絵』30幅のなかの6幅だけなんですが狭いところに密接に展示してあると、空間が濃すぎてなんかこう「ここはどこ?」状態になりますね。極楽浄土というか、悪夢というか(笑)。にしてもあの密度の濃さはなんですかね。描き込まずにはいられないって感じの描き込み方で、すごーく楽しい絵なんですけどちょっと不安定さを感じたりして。や、好きですけどね。それに較べたら細密的な絵という部分では変わらないのに丸山応挙の安定感はすごいわ。余白の使い方も見事だし。