綺麗は汚い、ただし俺以外

昨夜、青山劇場に劇団☆新感線の『SHINKANSEN☆RS『メタル マクベス』』を観にいきました。RSとは「RockするShakespeare」の略だそうです。シェイクスピアの『マクベス』を宮藤官九郎さんが脚色(脚本ではないんですね)、いのうえかずのりさん演出。西暦2206年のESP王国の将軍ランダムスターの話と1980年代のヘビメタバンド「メタルマクベス」の話を交差させ、Linkさせていくお話。思った以上にきちんと『マクベス』でした。そして4時間弱という長丁場の芝居をほとんど飽きさせない。しっかりとした素材をクドカン流に上手く料理したという感じですかね。マクベス夫妻の描き方はクドカンならではという感じでした。それを華やかな皿に盛り付けたのがいのうえさん。相変わらず場面転換の処理の上手さには感嘆します。しかしながら料理と皿の色具合がミスマッチ?という部分もあったようにも思いました。役者さんはやはり客演の役者さんたちが際立ってるなあという印象。詳細感想後日。