歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎 昼の部』

4月29日の甥っ子たちの相手から始まり会社に行きつつ観劇し、5月3日から私的GWに入って3連ちゃんお出かけというのは、私の体力では少々無理があったようで今クタクタに疲れています(苦笑)。本日は歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎 昼の部』観劇でした。


とりあえず、団十郎さん復帰おめでとうございます。ただ、本日拝見する限り体調が完全に戻られたようには見受けられず、おめでたい気分半分、心配半分というところです。ご本人としては舞台に立つのが気持ちの張りとなるのだと思うので無理しない程度に少しづつ復帰していって欲しいです。団十郎さんのおおらかな大きさというのは貴重な存在だなあと感じ入った『外郎売』でした。


『江戸の夕映』では松緑さんが断然光っていました。昨年あたりから成長著しいと思います。また歌舞伎外での『夏ノ夜ノ夢』を体験したのも大きかったかもしれません。感情表現が一際良くなっていましたし男ぶりもあがりました。菊之助さんはイナセな芸者ぶりがなかなか素敵でした。歌舞伎座久しぶりの海老蔵さんは痩せて美男子ぶりをみせましたがちょっと元気がないような感じ。痩せすぎかな?オーラがいつもよりちょっと薄め。前半はまっすぐな気性が良く出てて良かったけど後半がちょっと…もう少し考えてほしいかなあ。個人的に萬次郎さんのおきんがツボでした。


『雷船頭』は松緑さんがイナセで粋な感じをよく出してきて大人の色気が出てきたかも。でも踊りはもう少し頑張ってほしい。『権三と助十』では私の体調のせいもあり集中力が切れました…。三津五郎さん、太った?台詞回しやちょっとした間が勘三郎さんに似ててビックリしました。遠目から見ると時々「あら、勘三郎さん?」と勘違いしそうになる場面も。詳細感想後日。