歌舞伎座『六月大歌舞伎』詳細演目発表

6月歌舞伎座の詳細演目が出ました。うわーん、期待した大顔合わせが無いじゃん(涙)。なんとかできないのかしらー。ひさびさに時代物の通し狂言を観たかったんですが。それにしても今年は立て続けに新歌舞伎をかけますねえ。少し前まで時代ものばかりかけてたからバランスを取るためかな。まあ、その代わり来年は現在の歌舞伎座の建物が最後の年だから一気に時代物をもってくる可能性大。6月はなんといっても昼の部は『荒川の佐吉』、夜の部は『暗闇の丑松』でしょう。どちらも見ごたえがある演目だし、それぞれ柄にあった役者配置。どちらも可哀相なお話ですが。あとは夜の部は『身替座禅』が楽しくて初心者向けです。よくかかる演目ですが役者の組み合わせによって色んな楽しみ方ができるし。奥方玉の井の私的ベストは今のところ団十郎さん。とってもキュートだったなあ。また観たいです。


染ふぁん的には昼の部が美味しいですね。「角力場」で二枚目優男の若旦那、与五郎とギラギラした駆け出しの相撲取り長吉と正反対の二役。『荒川の佐吉』では佐吉の友人の辰五郎。この役、なかなかいい役だと思う。昔、やはり仁左衛門さんの佐吉の時に勘九郎時代の勘三郎さんがやっていたと思うんだけど、いつだっけかな。夜の部の『暗闇の丑松』の料理人祐次は出番はあまり無かったような?バタバタっと出てきてバタバタして終わりじゃなかったかな。って、だいぶ忘れてるなあ。『暗闇の丑松』はいつ観たんだっけな?

歌舞伎座『六月大歌舞伎』詳細演目
http://www.kabuki-za.co.jp/info/kougyou/0606/6kg_1.html
【昼の部】(午前11時開演)
一、『君が代松竹梅』
    松の君-----翫雀
    梅の君-----愛之助
    竹の君-----孝太郎
二、『双蝶々曲輪日記』「角力場」
    濡髪長五郎-----幸四郎
    吾妻-----高麗蔵
    放駒長吉、与五郎-----染五郎
三、昇龍哀別瀬戸内『藤戸』
    老母藤波、藤戸の悪霊-----吉右衛門
    浜の男-----歌昇
    浜の女-----福助
    佐々木盛綱-----梅玉
四、江戸絵両国八景『荒川の佐吉』
    荒川の佐吉-----仁左衛門
    丸総女房お新-----時蔵
    仁兵衛娘お八重-----孝太郎
    大工辰五郎-----染五郎
    隅田の清五郎-----愛之助
    鍾馗の仁兵衛-----芦燕
    成川郷右衛門-----段四郎
    相模屋政五郎-----菊五郎


【夜の部】(午後4時30分開演)
一、『暗闇の丑松』
    暗闇の丑松-----幸四郎
    女房お米-----福助
    料理人祐次-----染五郎
    四郎兵衛-----段四郎
    女房お今-----秀太郎
二、 新古演劇十種の内『身替座禅』(みがわりざぜん)
    山蔭右京-----菊五郎
    奥方玉の井-----仁左衛門
三、『二人夕霧』(ににんゆうぎり)傾城買指南所
    藤屋伊左衛門-----梅玉
    後の夕霧-----時蔵
    いや風-----翫雀
    おきさ-----東蔵
    先の夕霧-----魁春