『決闘!高田馬場』千秋楽

パルコ歌舞伎4回目は大楽。3回目観劇でもやもやがふっきれ、今日は楽しむぞと思い、そして本当に心の底から楽しみました。楽しかった〜!


最初からお祭り騒ぎなるだろうとの予想に反し、始まる5分前から客席は異常な緊張感に包まれていました。あの空気はいったいなんだったんだろう。私まで緊張してしまった。でも芝居がはじまると一気にテンションが上がっていきました。さすがにノリが違う感じ。しかし役者さんたちはほとんど大筋を外れず気合の入った芝居。それでもところどころ、この日だからこそやったんだね、な小ネタも満載でした。


カーテンコールは何度あったかな?途中で数えるのをやめました。鳴物さんたちも自己アピールしてるし、ほんとに皆が皆、楽しみながら頑張っていったんだなあというのが見えました、三谷さんも御簾のなかに紛れ込んで顔を見せてくださいました。染五郎亀治郎勘太郎の三人はカーテンコールで早替わりを披露。まさかカーテンコールでやるとは思いませんでした(笑)


染ちゃん:安兵衛→中津川祐範→安兵衛
亀ちゃん:右京→村上庄左衛門→右京
勘太くん:又八→堀部弥兵衛→又八


しかもそれぞれ役に成りきってのご挨拶が笑えました。染ちゃんは中津川祐範の時だけ投げキッスしてるし、亀ちゃんは庄左衛門の時に祐範@染にベッタリくっついてるし、勘太くんも堀部弥兵衛の時はしっかりじじむさーく手を振っていた(笑)


途中、染ちゃんが座長としてご挨拶。全員が一丸となってやりきったというという自負が感じられました。うん、ほんとに皆が皆、素敵だったよ。そして新作歌舞伎の可能性を広げてみせた、そんな予感がしました。