がんばれ、翻訳ミステリー

普段買わない『本の雑誌 2005年10月号』を買ったのは特集「がんばれ、翻訳ミステリー」があったから。このところ新しい翻訳ミステリーの出版点数が減ったような気がしていたけど、やっぱり最近は翻訳ミステリーが売れないのか…。ううっ、ショック。このまま私の好きな作家のミステリーが読めなくなるのはイヤ〜。一生懸命、新刊本で購入してますけど私のような購買層は少ないのだろうな…。あうう、なぜ翻訳ミステリーが読まれなくなったのだろう。面白い本がいっぱいあるのにな〜。


それにしても、評論家3名の「おすすめ翻訳ミステリー五十冊」の座談会を読むと、どうも翻訳ミステリー評論家はコアな人が多すぎるのかもとか。翻訳ものの醍醐味のひとつにシリーズものやサスペンスものがあるのだけど全然選ばれてないし。「この十年の絶対おすすめ翻訳ミステリー・ベスト10」の選択も私からすると一般的に言えばそれほど読みやすいものじゃないというか裾野を広げるためのミステリーじゃないような?。もっと読みやすいものがあるような気がするんですけど。ちなみに私は挙げられている50冊のうち読んでるのは27冊でベスト10となると5冊。半分しか読んでないな。翻訳ミステリー読みを自認してるわりに少ないかも。