2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ロバート・ウィルスン『セビーリャの冷たい目』上下(ハヤカワHM文庫)

連続猟奇殺人事件で殺された人たちと自分の父がどうやら過去に繋がりがあったらしいと気づいた警部ハビエルは、その謎を紐解くためにハビエルの父で有名画家であったフランシスコの手記を読み始める。どこに描かれてた物語と事件の関連は。 連続猟奇殺人事件…

恩田陸『図書室の海』(新潮文庫)

郷愁、既視感、そんな言葉が似合う短編集。恩田陸さんの本をひさびさに読みましたが、やはりどこか私の心の奥の琴線に触れる。そしてそのまま溶け込むように拡散していく。恩田さんの弱点はアクの無さなんだろうなとちょっと思いました。

劇団☆新感線『アテルイ』

調子が悪い時のほうが読書が進む(笑)。あっ、もしや頭痛が治らないのは風邪のせいだけじゃなかったりするかしら?ネットもやっちゃってるしね…。 私の周辺だけですがなぜか偶然に劇団☆新感線『アテルイ』の話題があちこちから出たので久々にDVDを飛ばし飛ば…

ディーン・クーンツ『汚辱のゲーム』上下(講談社文庫)

クーンツなのでリーダビリティは高いのですが、残念ながらサスペンスとしてはイマイチの出来。クーンツは基本、ベタベタのジェットコースタームービな作品を書く作家ではありますが、それにしてもちょっと大味な物語。サイコものとしても一昔前に流行ったも…

夏風邪というのも辛いもんだ。身体を冷やしちゃいけないけど暑いし。しかもほんと蒸し暑いんですけどっ。眠れやしません。だからなかなか治らないのか…。ということで本日もだらだらと。

イアン・ランキン『紐と十字架』(ハヤカワHM文庫)

連続少女誘拐殺人事件を担当するリバース刑事の元に事件が起こるたびに封筒が送られてくる。そのなかには「結び目のある紐」そしてマッチ棒で作られた十字架。犯人からのメッセージなのだが、妻と別れ荒み精神疲労に陥っているリバースは気が付かないでいる…

とりあえずだらだらと。水分だけは必死に取る。

ポール・アンダースン『折れた魔剣』(ハヤカワSF文庫)

イングランドを定住の地としたヴァイキング、オルムの子に目をつけたエルフの太守はその子をさらいスカフロフと名付け育てる。そしてオルムの元ではエルフが取替え子としてトロールに生ませた子がヴァルガルドという名で育っていた。この二人は運命の導かれ…

食欲が低下し、なんとなく体調が悪いのですでに夏バテに陥ったか?と思っていたら頭痛がしてきて熱が。どうやら夏風邪。ちょうど有休を取っていたので家で大人しく寝ていましたが、ほんとは美術展か映画でも観ようと思っていたのに…ガッカリ。

購入本

ジュード・フィシャー『エルダ 混沌の』上下(ハヤカワFT文庫) 岡野玲子『陰陽師』12巻(白泉社)

 ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』(新潮文庫)

幼い美しい兄妹につきまとう幽霊から家庭教師である「わたし」は女中頭のグロース夫人と共に断固として兄妹を守ろうとするが。普通に幽霊譚として読んでもいいし、信用ならない語り手の物語として読んでもいいし、どちらとも読めるようになっています。現在…

 岡野玲子『陰陽師』12巻(白泉社)

うーむ、なんというか作者の自己満足の世界に完全ははまり込んでいるような気がします…。こうなると11巻で終わらせてくれても私はよかったな。物語として好きなのは9巻まで、ですがね。

夏本番ですね〜。なんとなく気分だけ夏休みモードでだらけています。仕事も夏期休暇奨励期間に向かってそろそろ落ち着き加減。秋以降が忙しくなるはずなのでここらでのんびりしたいものです。