花道会歌舞伎セミナー『新しい歌舞伎を創る!挑み 続ける役者 市川染五郎』

花道会歌舞伎セミナー『新しい歌舞伎を創る!挑み 続ける役者 市川染五郎』を聴きに行きました。歌舞伎座に出演中なので開催場所は歌舞伎座内3階「花篭」。弁慶の話題が中心だったけど相変わらずボケ倒すし(笑)真面目とオトボケの境がないから司会者が付いていけないし…。ざっと覚えていることを羅列。

  • 歌舞伎座勧進帳が終わったら自宅で金太郎ちゃんのミッドナイト勧進帳が開幕だそう(笑) 道具とか金太郎ちゃんの自作。
  • 弁慶はすべて受けの芝居。そして義経を守りきる、その一点。とか真面目に話してたかと思うと富樫から酒飲ましてもらってもっと飲ませろだの踊るだのな場合じゃないだろ(笑)あちこちの関所で酒飲んでるから弁慶はでかくなったんですよ(笑)と妄想ひとりツッコミな染。
  • いまは理想の弁慶と現実の間を埋めていくという感じ。今回の配役は自分の妄想でも想像してなかった(笑)花道に出たら白塗りの叔父、本舞台に出たら白塗りの父、脇に白塗りの息子ですよ!(笑)
  • 勧進帳は歌舞伎のなかでも特殊。歌舞伎の特徴的なものがない芝居。これを歌舞伎として上演できるのが歌舞伎の面白く懐の深さ。これを何年後も上演していけるようにしていかないと。若い役者をその為にも育てていかないといけない。自分も教えていくつもり。
  • 初日の鳥屋内。鳥屋内の奥には姿見の前に椅子があってそこは先輩後輩関係なく主役が座るところとのこと。そこに座っていた染ちゃん、吉右衛門さんが入ってきた時に思わず立ってご挨拶(ペコリと会釈の実演あり)そしたら吉右衛門さんが「座りなさい。いいからそこに座りなさい。主役なんだから」と言ってくださった。<あれえ、書き出すと叔父の甥愛溢れすぎて泣ける。聞いた時はちょっとユーモラスに教えてくれたので情景が浮かんでくすくすっと笑えたんですが。
  • 吉右衛門さんのその言葉があって今は出の時までその椅子に座って役に集中していられる。
  • 筋肉痛がひどい。タイガーバームを行って来い来い(笑)してる。
  • 来年は仕掛けていく。役柄にこだわってはいない。来たらやるというスタンス。