ヒカリエホール『二代目 市川亀治郎大博覧会』

GWの真っ只中、歌舞伎好きのお知り合いの方々に「観たほうがいいよ」と背中を押され渋谷ヒカリエホール『二代目 市川亀治郎大博覧会』を観に行きました。混んでいるかな?と危惧しましたが朝一で入ったせいかかなり余裕でゆっくりたっぷり拝見できました。
亀博は思った以上に面白かった。展示物は亀ちゃんのクレバーさがよく表れていたような気がする。亀ちゃんの手跡の見事さ、達者な絵に感心。この博覧会の一番の見ものは『四の切』の実物大のセットですね。仕掛けがすべてわかるように展示してありセットにあがることもできる。自分が狐忠信や静御前義経になった気分で立ってみました(笑)、楽しい〜〜。また亀シアターでの亀治郎の会での『四の切』のドキュメンタリーもかなり面白かった。『四の切』の仕掛けを全部見せてしまうし、亀ちゃんの頑張りがよくわかるし、亀ちゃん以外の歌舞伎役者さんたちの仲間意識とか芸の対する真摯さなども何気に垣間見られるし見所満載でした。個人的には四月演舞場千穐楽のカメージンググレイスのエピソード&亀治郎さよならへの役者たちの色紙の文言がツボに嵌る。なにげに錦吾さんのあっさりな言葉が好き(笑)。