新橋演舞場『三月大歌舞伎 夜の部』鑑賞

どうしようかと悩みましたが閉じこもってばかりもいられず、どこにいてもダメな時はダメだしと思い切って予定通りに再開した新橋演舞場へ。こういう時こそ、出来る限り早く動き始めないと社会が停滞し復興もままならなくなりますし、また気分転換に楽しむのも必要と思います。そいう意味で劇場が続々と再開したのは意味があると思います。とはいえさすがにお客さんは少ないだろうと思ったのですが、私が想像した以上のお客さんが入っていたように思います。貸切上等、役者目線独り占めしたると思っていた私(笑)。そしてほんのひと時、現実を忘れ楽しむことが出来、気分転換ができたと思います。


『三月大歌舞伎 夜の部』、役者の皆さん熱を込めて演じていらっしゃいました。『浮舟』はやはり戯曲が気に入らずではありましたがこうなったら平安コスプレを楽しみぞな気分(笑)。染ちゃん薫大将は相変わらず純粋(青臭くとも言う)で可愛いし、菊ちゃん浮舟きも可愛く女心と切々と表現してくれて、このコンビなかなか良い相性。吉右衛門さんの匂宮もだいぶ軽妙になり私的に拒絶感は今回は感じませんでした。しかし吉右衛門さんはプロンプは外れていましたが台詞を大幅カットしておりました…。そういえば菊五郎さんは遊んでた(笑)。『水天宮利生深川』は幸四郎さんの演出力と若々しい演技に、そして子役にうまさに唸りました。『吉原雀』は華やかに。詳細感想後日。