ル テアトル銀座『二月花形歌舞伎『女殺油地獄』』3回目詳細感想

2/19(土)に観たル テアトル銀座『二月花形歌舞伎『女殺油地獄』』3回目の詳細感想を書きました。といっても正直、ちゃんとまとまっていないのですが…。観るたびに造詣が違うのでそこをどう捉えたらいいのか悩み中。
にしても解釈の幅というか揺れの大きい芝居を見るとどうもあれこれ考えてしまう。ま、それを楽しんでるわけだけど。で、今回の『女殺油地獄』は私とってそういう芝居のひとつなのだ。んで、江戸の役者が上方の芝居をうんぬんは、上方の役者に江戸の芝居をうんぬんということでもあるので、そんな可能性を狭めるようなことはつまんないと思うのだ。好みはそりゃ出るだろうし、それはその人それぞれで良いのだ。丸本物がお江戸で演じられ、それが洗練されお江戸好みになった芝居を楽しめるのも歌舞伎の面白いとこだし、お江戸の狂言を上方の役者が演じ上方好みの芝居にしたり演じ方を変えることもやはり歌舞伎の面白いとこだ。
私は今回の『女殺油地獄』はあえてルテ銀版という言い方をしている。小屋の雰囲気&機構にかなり左右されている、またこの小屋用に演出していると思うから。通常の歌舞伎仕様の劇場で染ちゃんの『女殺油地獄』もぜひ観たい。
★ル テアトル銀座『二月花形歌舞伎『女殺油地獄』』3回目詳細感想★