歌舞伎座『御名残三月大歌舞伎 第二部』観劇

今月は日生劇場に気を取られ、ようやく歌舞伎座へ参上。今月の第二部は地味かなと思いましたが、思っていた以上にとっても面白かった。『筆法伝授』は『菅原伝授手習鑑』の通し上演時でないとなかなか掛からない演目です。歌舞伎座で8年ぶりに上演。私はこの8年前のも拝見しております。『菅原伝授手習鑑』は通し上演で掛けることに意味がある演目の一つだと思うので、今月のようにみどり狂言として上演するのは反対。歌舞伎初心者が『筆法伝授』だけ観て理解できるとは思えません。今月、とても良い出来なので尚更もったいないです。
『筆法伝授』、仁左衛門さんの清涼感がお見事、いずれ神になる人というオーラあり。戸浪の芝雀さんがさりげなくも空気を動かす存在だったのも印象的。『弁天娘女男白浪』、菊五郎さんが超らぶり〜!!吉右衛門さん、幸四郎さんの存在感は格別。詳細感想後日。